2008年12月31日水曜日

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕(6)話すスキル2

◇話すスキル2

今日でラポールコミュニケーションスキルが終了します。
2008年中に間に合いました。

さて、これまでコミュニケーションにおいては、
“うなずき”、“あいづち”、“復唱”、“理解”は、
「聴く(傾聴)行為」とされてきたように思います。

ラポールコミュニケーションでは、
これらを「話す行為」として説明しました。

『ラポールコミュニケーション』について、
小原義雄先生(ラポールコミュニケーションセンター講師)は、
を次のように説明しています。

・・・ 『ラポール』=『親しく和やかな雰囲気=気持ちの通い合い
を基礎にした信頼関係』のあるコミュニケーションのことです。
これは全ての人間関係の基礎になる人間らしい感情が交流すること
を最も重要と考えるコミュニケーションです。 ・・・

『気持ちの通い合い』、『信頼関係』、『人間らしい感情が交流』
が顕著に現れるのは、
話す人と聞く人は対等、
話す行為と聞く行為が同等、
このときではないかと思います。

コミュニケーションをよく観察すると、
「聞く行為」も「話す行為」と同じだったのです。
話題が「話し手」のことだっただけですね。

では、話す行為はどうなのでしょう。
実は、「話す行為」も「聞く行為」と同じなのです。
話題が「話し手」、つまりあなたのことであるだけなのですよ。

“うなずき”、“あいづち”、“復唱”、“理解”のスキルは、
話し手の気持ち(或いは感情)に焦点を合わせて、
あなたの気持ちを話す(返す)ことでしたね。

ラポールコミュニケーションで“話す”というのは、
あなたの気持ちを「聞いてもらう」ことなのです。
これは聞いてくれる人がいてできるのです。

自分の話すことを相手がどう思うのか、
相手の“うなずき”、“あいづち”、“復唱”などを聞きながら、
自分の言ったことを常に確認している、
つまり聞いているのです。

あなたが話す名人だったとしても、
聞いてくれるはずの人が、
何の反応も関心も示さなかったら、
話すのをやめますよね。
自分の話を相手がどう思っているのか、
それを聞くことができないから話せないのです。

すなわち、コミュニケーションにおいては、
話す行為は聞く行為だからなのです。

例えば、子どもが門限までに帰ってこなかったとき、
「親との約束違反じゃないか」とか、
「早く帰らないと犯罪に巻き込まれるぞ」、
或いは「校則でも夜遊びは禁止されているだろう」などは、
あなたの気持ちを一般論や道徳規範に変えて、
一方的に話しているだけです。
子どもの気持ちが聞けないから、
そこにはコミュニケーションが成立していません。
これでは、あなたの気持ちは届きませんよね。

「遅かったので、心配してたんだよ」
あなたの気持ちを表す一言だけでいいのです。
そのとき、子どもはどんな表情をして、何を言うのでしょうか。
あなたはそれを聞きたいのでしょう。

子どもの気持ちをしっかりと聞きながら話すとき、
あなたの気持ちが子どもにとどき、
『気持ちの通い合い』、『信頼関係』が生まれ、
『人間らしい感情が交流』してきます。

こうして、ラポールコミュニケーションが生まれるのです。

そのとき、子どもの態度、表情、言葉(返事)を聞きながら
あなたは自分の気持ちを話していることと思います。
コミュニケーションができるように、
子どもの言うことを聞いているのですね。
それに合わせながら話していたのです。

ラポールコミュニケーションの話すスキルは、
あなたの気持ちを話すことで、
相手の気持ちを聞くことなのです。
そのときの「話題」があなたのことだけなのです。

あなたは話を聞いてもらうために、
相手の“うなずき”、“あいづち”などを聞き、
それに合わせて話をしていたのです。
そうです、話す行為は聞く行為だったのですね。

昼下がりの喫茶店、
ご主人が会社で絞られているころ、
奥様方は“おしゃべり”の華を咲かせていますよ。
喋ったり喋られたり、
聞いたり聞かされたり。

この場面でも、
話す人と聞く人は対等であり、
話す行為と聞く行為は同等のとき、
ラポールコミュニケーションが生まれており、
とっても幸せそうな表情をしています。

今年も後少しになりました。
4月から細々とラポールコミュニケーション理論を述べてきました。

来年は、ラポールコミュニケーションスキル
を具体的な事例に応用してみます。
また、他のコミュニケーション理論の吟味もしてみたい
と思っています。

では、みなさん、よいお年を!

2008年12月25日木曜日

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕(6 )話すスキル1

◇話すスキル1(はじめに)

これまで、考えてきたスキル。
 “うなずきスキル”
 “あいづちスキル”
 “復唱スキル”
 “理解のスキル”
これらは、相手の話に合わせて、
あなたの気持ちを話すスキルでしたね。

今日は、話をするスキルを考えましょう。

さて、ラポールコミュニケーションは、
“気持ちが交流する」話を対象とします。

ですから、次のような「話」にはなりません。
・好感を持たれる話し方
・説得力のある話す技術
・自己アピール
・上手なスピーチ
・ディベートに勝つ話術

以前、聞くことと話すことはどちらが大切か、
ということを考えました。
ほとんどの本などには、
 “聞くことのほうが大切”とあります。
でもね、話す人がいて初めて聞くことができるのですよ・・・
つまり、話すことがコミュニケーションの出発点ではないのでしょうか。

しからば、“話すことのほうが大切”では?
あなた! そこのあなたです!
この点いかが?

誰も話さないで、
不気味な静寂が漂う電車の中。
ちょっとした集会場所、
みんな押し黙っている。
誰かが話せば聞くことができ、
そこから、沈黙が破れることは知っている。
でも、傷つきたくないから誰も話さない・・・

”沈黙は金”などと、
どこの馬鹿が言ったのでしょう。
(ボロを出さない、ということでは効能があるかも。)
黙っていては、何も生まれませんョ。

聞くことよりも、
まずは話すこと。

コミュニケーションには、
“聞き上手”は要りません。

あなたの気持ちを話しましょうよ!
あなたの気持ちを心行くまで聞いてもらいましょうよ!

次回、具体的なスキルを検討してみましょう。

2008年12月22日月曜日

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕(5)理解

◇理解のスキル

家族や友人から
「あなたのことはわかっているからね」と言われると、
うれしいものですね。

ラポールコミュニケーションでは、
「わかる」というのはどういいうことなのか、
考えて見ることにしましょう。

“うなずき”スキル、
“あいづち”スキル、
“繰り返し”スキル
これらスキルは、相手の言葉や話題に合わせて、
あなたの気持ちを話すことでしたね。

理解のスキルも、
相手を理解したときのあなたの気持ちを話すことなのです。

では、ラポールコミュニケーションでの理解の仕方とは?
やはり、相手の気持ちがわかることなのです。
気持ちが分かるとは、
うれしいんだね、とか、
悲しいんだよね、とか、
怒っているんだ、とか、
単にそこに現れている気持ちではありません。

ラポールコミュニケーションの理解とは、
その気持ちがどんな事柄から生じたのか、
その気持ちや感情が何故起こったかが、
気持ちを生じさせた事柄と結び付けられて分かったとき、
「理解」した、というのです。



(例)
1) 英語の点数が百点だった->だから、うれしい。
2) 大事にしていた小鳥が死んだ->だから、悲しい。
3) 友達に誤解された->だから、怒っている。

このようにして相手の気持ちを理解したとき、
そのときのあなたの気持ちを話すことが、
“理解のスキル”なのです。

1)英語百点だったよ。
->わあ、そやからうれしいそうなんや、すご~い!

2)ちっち(小鳥の名)死んじゃった。
->そお、ちっち死んじゃったの。悲しいね。

3)和君、本当のこと分かってくれない!
->分かってくれなかったら、そりゃ、腹立つよね。

相手の気持ちが、
その原因となる事柄と結びついてわかったとき、
そのときのあなたの気持ちを話すことによって、
こころの深いところで理解し合い、
気持ちが通い合うコミュニケーションができるのです。

このときが、ラポールコミュニケーションが信頼関係を持つ瞬間です。

あなたの子どもが、
あなたの恋人が、
あなたの友人が
この瞬間、あなたに信頼の輝きを向けていることでしょう。

2008年11月28日金曜日

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕(番外編)

(番外編)
関係性

何となく気が合う
変に気を使わないでいられる
ただ一緒にいるだけで楽しい

友人でも
恋人でも
夫婦でも
やっぱりこんな間柄がいいですね。

ラポールコミュニケーションの場に
しっかりと支えられているからなのでしょうね。

このような場にいると、
うきうきし、
自然と笑いが込み上げてきます。

ホント、生きているのが楽しく感じられて、
ほかに何も要らない、
そんな気分になりますね。

1週間ほど、四国の郷里に帰っていました。
私の郷里は四国中央市(伊予三島市)です。
海も山も近く、
昔は自慢のふるさとでした。
今は工業化、商業化が進んでしまって・・・

久しぶりに何人かで集まろうと、
里芋の取り入れをそこそこに来てくれた友人
別子山村の工事現場から駆けつけてくれた友、
コーヒーショップでお喋りをした後、
深夜までカラオケを楽しみ、
良い時間を共有しました。
もちろん、彼らはずっと気の合う友人たちです。

その幸福感が今でも胸に残っています。

コミュニケーションスキルを考えるとき、
このような関係性の中でどう生かすのか、
そこを考えたていきたいですね。

2008年11月14日金曜日

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕(4)繰り返し

◇繰り返しのスキル
繰り返しのスキルは、相手の言葉を復唱する点では、
オウム返しと同じコミュニケーション・スキルです。

相手の短い言葉を復唱するオウム返しよりは、
少し長めの話から、
ポイントとなる言葉や表現を選んで復唱するスキルです。

 友人 : 昨日は参ったよ。帰り、電車で乗り過ごして、○○駅まで行ってしまって。
  寝ててはっと気づいたら、発車していて降りられなかった。
  あの駅、タクシーもないし、反対から来る電車、1時間半待ち。
  家に電話しても誰もいないし、最悪だった。

(例1)
 あなた : えー、あの駅、タクシーもないし、最悪だったなあ。

例1では、「あの駅、タクシーもない」、「最悪だった」という言葉を繰り返してみました。
「あの駅、タクシーもない」という言葉は、この話のポイントですし、
「最悪だった」という言葉は、友人の感情を表したものです。
この2語にあなたの気持ちを込めて繰り返してみました。

(例2)
 あなた : えー、○○駅まで。そりゃ、最悪だったなあ。
例2では、「○○駅まで」、「最悪だった」という言葉を繰り返してみました。
「○○駅まで行ってしまって」という友人の言葉には、
残念な気持ちと事実としてのポイントがありますし、
「最悪だった」という言葉は、例1と同じく友人の感情を表したものです。
この2語にあなたの気持ちを込めて繰り返してみました。

ここで間違っても、
 馬鹿だなあ、ちゃんと降りろよ。
 いつも睡眠時間をきちんと取っているのか。
 隣の駅からタクシー呼べば問題ないじゃないか。
などなど友人を責めることはしないでください。

コミュニケーションは教育の場などではないのですから。
それよりも、友人と気持ちの交流を楽しんでください。

オウム返しでも、
繰り返しでも、
相手の話に沿って復唱しますが、
あなたは聞き役ではありません。
繰り返す言葉にあなたが感じたことや思ったことを込めて、
あなたの気持ちを“話す”ことが大切なのですよ。

相手の言葉を使っているからといって、
それが聞く行為ではないのです。
相手の言葉を使ってそれを復唱することは、
相手を尊重していることなのです。

お互いが気持ちを話し合うから
気持ちや感情が通い合い、
ラポールコミュニケーションが生まれるのではないでしょうか。

繰り返しスキルを使ってみると、
あなたが想像する以上に、
楽しいコミュニケーションの場が生まれます。

ほんとうですよ。
さあ、気持ちの通い合うラポールコミュニケーションを楽しみましょう!

京都の紅葉はこれからのようです。
昨日、近くのスーパーへ行ったとき、
警備員の方にいろいろと教えてもらいました。
今、嵐山の紅葉が綺麗だそうです。

ご家族と、
友人と、
恋人と、
行く秋を楽しんでください。

そして、そこにラポールコミュニケーションの場を作ってくださいね。

2008年11月9日日曜日

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕(3)オウム返し

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕
(3)オウム返し(2)勘違いのスキル?

木々も色づきを深め
いよいよ秋の色に染まってきましたね。


自分の話した言葉がオウム返しされると、
分かってもらえたような気になり、うれしくなります。
相手とうまくコミュニケーションが取れていると感じます。

オウム返し、という単純な行為が絶大な効果を生むことは確かです。

 あなた 今日、寒かったね。
 相 手 ほんと 、今日、寒かったね。
 あなた いっぱい着込んでね。
 相 手 そう、いっぱい着込んだのね。
 あなた でも、ちょっと肩こった。
 相 手 あっ、ちょっと肩こったのね。

いかがでしょう。
気持ちの良いコミュニケーションに思えますね。
あなたは相手に分かってもらえたような感じがすると思います。

でも、ちょっと待ってください!
相手の人はあなたの言葉に合わしただけですよね。
そこに自分の気持ちを表現されているのでしょうか?

コミュニケーションでは互いの気持ちが交流してこそ意味があるのです。
相手の人はあなたの言葉をオウム返しはしても、
自分の気持ちを表現していない場合は、
気持ちが交流するラポールコミュニケーションが成立しません。

つまり、相手の言葉を単純に繰り返すオウム返しは、
見せ掛けのコミュニケーションスキルなのです。
自分の言葉を単純に繰り返された人は、
相手とコミュニケーションが取れていると勘違いしているのです。

では、オウム返しをラポールコミュニケーションスキルにするには?
あなたの気持ちをオウム返しで表現することではないでしょうか。

 相 手 今日、寒かったね。
 あなた ほんと 、今日、寒かったね。
    (寒かっただろう、と気遣いを込めたあなたの気持ちを表現しよう!)
 相 手 いっぱい着込んでね。
 あなた そう、いっぱい着込んだのね。
    (着込まざるをえなかったんだろう、との理解をしたあなたの気持ちを表現しよう!)
 相 手 でも、ちょっと肩こった。
 あなた あっ、ちょっと肩こったのね。
    (肩こってしんどいんだろう、との同感したあなたの気持ちを表現しよう!)

このようにあなたの気持ちを表現することではよって、
オウム返しは、見せ掛けのコミュニケーションスキルから、
生きたスキルとして生命を得るのではないでしょうか。
こうして、ラポールコミュニケーションが生まれるのです。

何だ、気持ちを入れるというだけで、
今までのオウム返しと同じではないのか、
と思われるかもしれません。

でも、それは違うのですね。
オウム返しする人も、
オウム返しされた人も、
単なる言葉の繰り返しとは違ったこころのやりとりを感じるはずですよ。

相手の言葉を繰り返してあなたの気持ちを表現する、
相手の話題に添ってあなたの気持ちを伝える、
そうです、相手に敬意を払って、
相手の話題に合わせたた話をすのですね。
あなたはオウム返しで相手の話題について、
自分の気持ちを語るのです。

これが、ラポールコミュニケーションのオウム返しのスキルです。

さあ、あなたの家族と、
あなたの大切な人と、
こうしてラポールコミュニケーションを作ってくださいね。

2008年10月27日月曜日

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕 みちくさ

・・・みちくさ

ぶらりと郷里に帰ってきました。
瀬戸内の小さな町です。
久しぶりに同級生に会い、
“おしゃべり”を楽しみました。

そこは紛れもないラポールコミュニケーションの場でしたよ。
そこにはコミュニケーションスキルなど全く不要だったのです。
お互いに言いたい放題、喋り放題で、
ラポールコミュニケーションの場が築けるのです。
ほんとうにスキルなどなくても、
コミュニケーションの場が作れるです。

一般的に言われていることですが、
コミュニケーションを良くすると、
・家族関係が良くなる、
・職場の人間関係が向上して生産性に結びつく、
・現在、問題になっているうつ対策に有効である、
などなど、
コミュニケーションが何かの目的に役立つとされています。

人間関係でラポールをつくることも、
一つの目的の手段に位置づけられています。
例えば、カウンセリングやコーチングなどでは、
クライアントとの関係構築にラポールの形成は必須とされています。

ラポールコミュニケーションは何かの手段に過ぎないのでしょうか。

今回の竹馬の友との“おしゃべり”で、
そうではないことをはっきり確認しました。

ラポールコミュニケーションの場、
その場に生きる実感やかけがえのない喜びを感じ取る、
互いを無条件に信じ合い、存在を認め合う。

つまり、その場が生きる意味そのものではないのでしょうか。

あなたは家族団らんを何か特別の目的への手段と考えますか?
家族のコミュニケーションを良くすると、
例えば、子どもが気分を良くして勉学に励み、
一流高校、一流大学に入れるから、
コミュニケーションスキルを身につけようとするのでしょうか?

何かの役に立たなければ、
コミュニケーションに価値がないのでしょうか。

親と子の楽しい団欒、
友人との気の置けない談笑、
職場の同僚同士の気さくな会話、
それらが次の目的への手段だとしたら、
ちょっと寒いですよね。

何かの目的に利用されるコミュニケーション、
これじゃあ、油断もスキもあったものではない、
何か悲しいですよね。

ラポールコミュニケーションは目的を持ちません。
ラポールコミュニケーションの場が生きる喜びでなのですから。

あなたの家庭に
あなたの学校に
あなたの職場に
あなたの生きるところに
ラポールコミュニケーションの場があって、
生きていることが楽しかったら、
喜びのある時間を1分でも多く積み重ねられたら、
それが一番なのではないでしょうか。

今日はラポールコミュニケーションスキルを放ったらかしにして、
道草を食ってしまいましたね。

2008年10月22日水曜日

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕(3)オウム返し(1)

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕
(3)オウム返し(1)序曲

就職支援のセミナー講師の仕事で、
昨日から、宮津~舞鶴~福知山でした。
秋晴れの絶好のドライブ日和でしたよ。
のどかな田園地帯、海も見ました。


子どもが転んで、
「痛いよー」とあなたに訴えました。
あなたはどう言ってあげるのでしょうか。
「痛いのね」

このように「痛い」という言葉を「オウム返し」された子どもは、
自分の痛さ、つらさが分かってもらえたと感じ、
その痛さは随分と軽くなることでしょうね。

カウンセリングでいう「オウム返し」(繰り返し、リピートとも言います)の技術、効果です。

では、コミュニケーションではどうなるのでしょうか。
あなたが喋り手の言葉を「オウム返し」したとき、
喋り手は自分の気持ちが分かってもらえたと感じるかもしれませんね。

彼氏 :今朝、電車に一本遅れてね。
あなた:今朝、電車に一本遅れたの?
彼氏 :あわてて会社に電話したよ。
あなた:あわてて会社に電話したの?

あなたは彼氏の言葉を「オウム返し」しただけです。
彼氏が気持ちがかってもらえたと感じているな、
とあなたは思えるかもしれませんね。
でも、あなたの気持ちは彼氏には何も分かってもらえていませんよね。

「オウム返し」という技術は、
カウンセラーの立場からクライアントとの間にラポールは作れても、
お互いの気持ちが通い合うコミュニケーション、
つまりラポールコミュニケーションは成立していないのではないか、
と思うのです。

ラポールコミュニケーションは互いが対等の立場で築くもの、
と思うからです。

 対等・・・いい言葉ですね、
      また別の機会に掘り下げて考えてみましょう。

対等の立場で気持ちが交流してこそ、
ラポールコミュニケーションが作れると思うのです。

では、「オウム返し」というカウンセリングの技術を
ラポールコミュニケーションに生かすには?

次回から、少しずつ、考えて見ましょう。

2008年10月16日木曜日

〔ちょっとティータイム〕満月の夜に登場

風呂上りに縁台に出ると満月でした。

子供のころ、お月さんが大好きで、
そのかけらが欲しかったことを覚えています。

思わず外に出てしばし観賞・・・感傷??


なぜ、満月に惹かれるのかなあ。


ブログ、一月振りで~す。


就職支援のセミナー講師、
キャリアコンサルタント国家検定の準備など、
ちょっと忙しかったのです。


セミナー講師では、
セミナー後やアンケートに、
「セミナーを受けて良かったです」など、
うれしい評価がもらえると、
やりがいを感じます。


国家検定は今年度から始まりますが、
これも何とかなりそうです。



それらに目途がつき満月の夜に登場しました。


外は月の陰に明るく照らし出されているのでしょうね。

とても静かです。

2008年10月1日水曜日

無料相談コーナーを設けました

ラポールコミュニケーションセンターは無料相談コーナーを設けました。

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2008年9月15日月曜日

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕(2)“あいづち” スキル3

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕(2)

“あいづち” スキル3 あなたの気持ちを“あいづち”で話す


ここ数日、散歩を穴太寺(西國21番札所)まで延ばしています。
穴太寺(あなおじ)とはちょっと馴染みのない寺名ですが、
境内には「かかる世に生れあふ身のあな憂やと・・・」とのご詠歌があり、
「あな憂や」が掛け詞になった寺名なのでしょうか?
昨日は昇り始めたお月さんを見ながら散歩しました。
まさに至極のひとときでした。
近々、裏山で栗拾いができそうで~す !(^^)!


“おしゃべり”して楽しいのは、
何と言っても気持ちが通い合うことですよね。

湧き上がる気持ちがぴったり合うとき、
強いつながりを感じます。
これが“おしゃべり”の醍醐味でしょうね。

相手の湧き上がる気持ちを感じたときは、
それに応えてあなたも自分の気持ちを強く伝えましょう。
大げさかな、というくらいで丁度、良いでしょう。

「うん!」
「そうそう!」
「そりゃ、そうだよ!」
「そう思うよ!」

“おしゃべり”は、
何気ない日常の出来事から、
感情や気持ちが噴出するものまで、
筋道を立てずに変幻自在に流れていきます。
まさに気のおもむくままに喋り合っているのでしょうね。

だからこそ、楽しいのでしょう。

“あいづち”も話の流れの変化に合わせますが、
核心になるのは感情と気持ちです。

話の内容や筋道ではなく
感情や気持ちを表す“あいづち”が
ビシッと相手の心に届くのです。

もし、話の道理が違っていると思っても、
相手の感情と気持ちに焦点を当てるのですから、
道理の正当不当は次の問題です。

例えば、車の窓から空き缶を放り投げたことを強くとがめられ、
ムカついている友人がいたとしましょう。
道理的には友人が間違っていても、
“おしゃべり”は教育の「場」ではないのです。

その友人のムカつく感情に対して、
「そりゃ!ムカつくわなあ」と“あいづち”を打つことは、
友人の感情を汲み取ったあなたの気持ちを表現したものです。
“あいづち”で気持ちを話したのです。


友人は自分の気持ちが分かるヤツ、と思うでしょう。
友人はこのあなたの“あいづち”で、感情の一体感を覚えます。
こうしてラポールコミュニケーションの「場」が生まれるのです。

余談ですが、この後で友人は自己を取り戻し、
自分の行為を反省する余裕が生まれるのではないでしょうか。
もしも、いつまで経っても反省がなかったら、
あなたは友人として“おしゃべり”をしなくなるかも知れませんね。
その時は、知人として“おしゃべり”を楽しんでください。

話し相手は自分の感情や気持ちに応じて、
あなたの感情や気持ちを“あいづち”から受け取るのです。
これが一体感を生み出します。

お互いが同じ話題で感情や気持ちを通い合わせることになりますから、
感情が交流するラポールコミュニケーションが生まれるのです。

話の内容や筋道にではなく、
言葉に宿る感情や気持ちを汲み取るクセをつけましょう!
ここに応えるあなたの気持ちを“あいづち”で話しましょう!

あなたの気持ちを“あいづち”で伝えること、
これがコツなんですョ。

2008年9月3日水曜日

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕(2)“あいづち” スキル2

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕
(2)“あいづち”スキル2 表情やしぐさを一体化する


今朝はちょっと秋らしい風が吹いてきました。
家の周りの木々も少し秋の装いを始めたようです。
なぜか、センチになりそうです。
この秋は、京都をゆっくり楽しんでみたいと思っています。


“あいづち”は話の節々で、
うんうん、そうそう、そうね、そうなんだ・・・
一言、合いの手を入れるのですが、
そこにあなたの気分や気持ちを織り込む、
つまり、“あいづち”に表情やしぐさを一体化すると、
あなたの気分や気持ちが、より効果的に届きます。

例えば、とても楽しい話の時には、
“あいづち”のとき、
「そうそう」、「うんうん」などと一緒に、
にっこりとした表情を添えましょう。
大きくうなずいたりしましょう。

相手の話の楽しい気持ちを汲み取って、
あなたが楽しい気持ちになっていることを
“あいづち”で伝えてください。

悲しい話の流れでは、
“あいづち”のとき、
「そうか」、「そうなんだ」などと一緒に
悲しみの表情を添えましょう。
静かにうなずいたりしましょう。

相手の話から悲しい気持ちを汲み取って、
あなたが悲しい気持ちになっていることを
“あいづち”で伝えてください。

相手が楽しい気分を喋ったとき、
あなたも“あいづち”に楽しい表情やしぐさを添え、
効果的に楽しい気分を伝えます。

同じ話題で互いに楽しい気持ちを伝え合うから、
ほんとうに楽しさが共有できているのです。
気心が合っているのでしょうね。

相手が悲しい気分を喋ったとき、
あなたも“あいづち”に悲しい表情やしぐさを添え、
効果的に悲しい気分を伝えます。

同じ話題で互いに悲しい気持ちを伝え合うから、
ほんとうに悲しみを共有できているのです。
気心が合っているのでしょうね。

“あいづち”に表情やしぐさが添えられたとき、
あなたの気持ちがより一層、相手にとどくでしょう。

そこにはラポールコミュニケーションの世界が生まれているのです。

あなたは“あいづち”で気持ちが伝えられる未知なる体験を味わい、
ラポールコミュニケーションの面白さを味わうことでしょう。

2008年8月28日木曜日

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕(2) “あいづち” スキル1

スキル1 “あいづち”で話す

日常会話や“おしゃべり”では、
“うなずき”と“あいづち”は混在して使われています。

“うなずき”は“あいづち”に比べると、
言葉を発しない分、
喋り手を受け入れ、
思慮深く応えることになります。
“うなずき”によるラポールコミュニケーションは、
静かに深く進みます。

“あいづち”は“うなずき”に比べると、
言葉を発することにより、
話したことを受け止め、
積極的に応えることになります。
“あいづち” によるラポールコミュニケーションは、
能動的に進みます。

実際の“おしゃべり”を観察すると、
わいわい、がやがや、
どちらかというと“あいづち”の方が多いようですね。

でも、どちらも喋り手の話題に応じて、
自分の気持ちを表現しています。
“あいづち”は“うなずき”と同じく、
話す行為だったんですね。

で、 “あいづち”スキルを、
話す行為としてみてみましょう。

スキル1  “あいづち”で話す

喋り手が、次々自分の思いを話していきます。
その節々で、あなたの気持ちを“あいづち”で話しましょう。

“あいづち”は喋り手の話題に沿うものですが、
感じたこと、思ったことはあなたのものです。

その気持ちを表現するのが“あいづち”です。

うんうん、
そうそう、
なるほどねえ、
そうなんだ、

言葉の切れ目、
話の節々で、
感じたこと、
思ったこと、
あなの気持ちを表現しましょう。

そのためには、喋り手の話をよく聞き、
的を得た“あいづち”を返さないと、
あなたの気持ちが届きません。
つまり、聞くことの大切さが必要なんですね。

“あいづち”スキルは、
単に相づちを打つのではなく
あなたの気持ちを“あいづち”で話すことなのですョ。

“あいづち”で話す、これがコツなんです。

2008年8月21日木曜日

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕(1) うなずき 続3

うなずき 続3
“気持ちには気持ちを込めて”

“おしゃべり”では気分良くなりたいですよね。

うれしいときは一緒に喜んでもらいたい。
悲しいときは一緒に悲しんで欲しい。

そうすれば、気分が良くなるんですよね。

うれしさや悲しみなど、
気持ちがこもった言葉には、
あなたの気持ちを添えて、
大きくうなずきましょう。

そりゃ、うれしいよね、
そうか、かなしいんだ、
こんな気持ちを込めて、
しっかりと頷いてください。

この気持ちに応える“うなずき”がポイントなのです。

うれしい、良かった、びっくりした、・・・
気持ちを表す言葉はいっぱいあります。
喋り手は気持ちを言葉に乗せて、
あなたに伝えようとします。
これにしっかり応えると、
喋り手はすっかり気分を良くします。

こうしてラポールコミュニケーションが盛り上がるのです。

日々の“おしゃべり”で、
気持ちにしっかりうなずくようにしていると、
相手の気持ちが深くわかるようになります。
気持ちに応える“うなずき”によって、
聞くことの大切さが光るわけなんです。

さあ、今からやってみましょう。
家族でも、
近所の人でも、
職場の同僚でも、
喋り手の気持ちに応える“うなずき”をしてみましょう。

あなたは思わぬ話の盛り上がりに驚きながら、
ラポールコミュニケーションの醍醐味を味わうことでしょう。

2008年8月16日土曜日

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕(1) うなずき 続2

(1) うなずき 続2
「話す表情」を添える

“うなずき”は言葉を発しませんよね。
その分、表情を添えないと、
あなたの気持ちが充分伝わりません。

喋り手が何かを得意そうに話したら、
「ほお、すごおい!」とちょっと驚いた表情で、
うんうんうなずいてみせる。

ちょっと、どうかな?と思えば、
「うん?」とわずかに首をかしげてから小刻みにうなずいて、
考え中であることを伝える。

悲しい話には、
「そりゃ、悲しいね」と、
楽しい話には、
「ホンと、面白い」などと、
喋り手の気持ちや感情に合わせて、
喋るときの表情を添えて、
ちょっと大げさ気味にうなずくといいでしょう。

そんな“うなずき”に気を良くして、
喋り手は次々話をしてくれます。

こうして、気持ちの通い合うラポールコミュニケーションが生まれるのですね。

“うなずき”は言葉を発しないのですから、
その分、表情をいっぱい付けて、
あなたの気持ちを伝えてください。

ラポールコミュニケーションの“うなずき”は、
話す行為です。
話すときの表情を添えてうなずくのが、
“うなずき”スキルですョ。

そばの人から見れば、
大げさに見えるくらいで丁度いいのです。

家族相手に、
恋人相手に、
さあ、今からトレーニングしましょう。

すぐにコツがつかめますョ。

この“うなずき”スキルが身に付くと、
うなずくだけなのに話をしている気がして、
あなたは新しい“おしゃべり”の世界を楽しむことができるでしょう。

2008年8月3日日曜日

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕(1) うなずき 続1

(1) うなずき 続1
「語しかける」

こっちが話しているのに、
相手はただうなずくばかり。
話題が変わっても単調に首をふるだけ。
これでは悪気があろうがなかろうが、
「ちゃんと聞いてくれているの?」と思ってしまいますよね。

こんなうなずきにならないためにはどうするか?

ラポールコミュニケーションの“うなずき”は、
「話す」ことでもあったんですよね。

ポイントは、話すつもりでうなずくこと!
 分かったよ! 
 なるほどねえ
 そうだろう
 当然だよ
こんな言葉を思い浮かべながら、
話すつもりでうなずくと、
自然と話す働きを持つ“うなずき”になります。

特別な技法がいるわけではなかったのですね。

こういう“うなずき”を返されると、
喋り手はあなたと話をしている気になります。
実際、相互コミュニケーションなのですね。

“うなずき”という話す行為によって、
お互いが喋り合う“おしゃべり”になり、
気持ちの通い合うラポールコミュニケーションが生まれるのです。

さあ、話すつもりで“うなずき”ましょう!

あなたは、今までとは違う“おしゃべり”の世界を楽しむことができるでしょう!

2008年7月30日水曜日

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕 (1) うなずき

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕
(1) うなずき

聞く人がいるから話すことができる
話す人がいるから聞くことができる

ラポールコミュニケーションでは、
聞くことと話すことは、
同じ重みを持ち、
同じコミュニケーション行為であると考えます。

今回は日常のコミュニケーションの基礎となる“うなずき”を考えて見ましょう。

“うなずき”は、聞く行為の一つだと思われています。
相手が喋っていることに合わせ、
黙って頷いているのでそう見えます。

しかし、“うなずき”の中身をよく見てみると、
話すことへの同意や理解を話し手に伝え返す働きかけです。
「うん、うん」、「そう、そう」など、
聞き手の気持ちを伝えています。
話し手よりも先にうなずいて、
次の話を催促することもあります。
“それで、それど、どうなの”、“早く、言って”と、
まるで話すように“うなずき”をもって催促します。
これは、誰の目にも、無言ですが「話す行為」です。

このように、“うなずき”は聞くという受身の行為と同時に、
話し手に積極的に語りかける話す行為でもあるのですね。

「聞く行為は話す行為でもある」という
ラポールコミュニケーションの考え方をベースにして、
“うなずき”をスキルとして見て行きましょう。

キリのタイミングで投稿が少なくなりましたが、
今回の内容は自信をもって提供しました。(^_^)/

次回、“うなずき”を具体的に検討します。

(注意)
「聞く行為は話す行為でもある」という考え方は、
カウンセリングでの Active Listening (積極的傾聴)、
=クライアントの話を評価などせずに、
感情や気持ちをあるがままに受け容れるという概念とは異なります。

2008年7月21日月曜日

【ひとこと】メラビアンの法則に異議あり!

メラビアンの法則に異議あり! 

コミュニケーション関連の本やセミナーなどで、
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンの3Vの法則がよく引用されます。
  コミュニケーションにおける伝達力
   視覚情報(Visual) 55%
   聴覚情報(Vocal)  38%
   言語情報(Verbal)  7%
コミュニケーションでは言葉で伝えられるのは7%に過ぎなく、
それよりも高い伝達力を持つ表情や目線、声音などの非言語情報が大切である、というものです。

ある意味、正しいようにも思えます。
例えば、デート中の恋人の甘い会話などには当てはまるかも知れませんね。
実のところ、彼らは言葉よりも行為を必要としているのですから。

しかし、通常の“おしゃべり”や会話で「言葉で伝えられるのは7%」
と言われてもどこか納得できないですよね。

先日の公民館での仕事のこと。
点字サークルの人が部屋の利用のことで窓口に来られました。
その人とちょっと雑談をしていたのです・・・
視覚障害のある人は風の音や匂い、
手で触れた感触など視覚以外の感覚が鋭くなり、
目が見える人が気づかない世界を知ることができる。
目が見える人は見ることに頼ってしまい、
大切なものが見えないこともある、などなど。

余談ですが、このとき私がかなり喋ったと思います。
聞くことよりも喋るほうに傾きましたが、
その人とラポールが形成されていたと思います。
この点のコミュニケーションのあり方のついては、
ラポールコミュニケーション・スキルで述べたいと思います。

さて、メラビアンの法則が正しいとすれば、
視覚障害のある人とのコミュニケーションは、
最初から視覚情報55%の伝達力を失っていることになり、
聴覚障害のある人との場合は聴覚情報38%を失っていることになります。
しかし、現実にはそんなことはありません!

また、日常的に見てもパソコンやケータイでのメール、
つまり言語情報のみでコミュニケーションが完結したり、
手紙などは対面では伝えにくい気持ちさえ伝えることができます。
それなのに、言語情報には7%しか伝達力がないなどとは、
事実に照らしても信じられません。

でも、メラビアンの法則は結構、みんなに信じられているのですよ。
私にはメラビアンの法則よりも、
それが疑いもなく信じられることが信じられません。
現実の世界で実際のコミュニケーションをしていて、
なぜ、疑問が湧かないのでしょうか。
一体、何を見ているのでしょうか。

今の子どもは「指示待ち」で自分で考えない、と言われますが、
もし、メラビアンの法則を鵜呑みにして自分で考えないとしたら、
今の子どもの「指示待ち」を嘆くことができるでしょうか。

私は現存するコミュニケーション・スキルについても、
鵜呑みにせず、一度、自分の頭で考えて欲しいのです。

最後に・・・
メラビアンの法則に疑問をもって調べていたら、
ネットに明解な答えがありました。でも、
これもあなたが考えてあなたが判断してくださいね。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~hiraki/d74.htm

2008年7月17日木曜日

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕 - はじめに -

- はじめに -

①ラポールコミュニケーションの前提
あなたが誰かと“おしゃべり”するのは、
自分の気持ちを聞いてもらいたかったり、
何らかの関係を大事にしたいからですよね。

相手もあなたと同じように気持ちを聞いてもらいたかったり、
あなたとの関係を大事にしたいから応じてくれるのでしょう。

ラポールコミュニケーションを楽しむことが出来る前提として、
お互いにラポールの関係にありたいこと、と言えそうですね。


②聞くことと話すこと
“おしゃべり”は話す行為と聞く行為でできていますよね。
聞く人がいるから話すことができるのであり、
話す人がいるから聞くことができるのです。

まあ、当たり前の話ですが・・・
“おしゃべり”は、話し合い、聞き合う行為です。

話す側と聞く側が交互に入れ替わると話が弾みそうですね。。。?
喋るばっかりの人と聞かされるばかりの人がいるのでは、
良い“おしゃべり”にはならないようにも思えます。。。?
話したり聞いたりがバランスよく均衡した循環にあるとき、
ラポールコミュニケーションが生まれているようにも思えます。。。?

しかし、実際の“おしゃべり”の場面を観察すると、
そうばかりではないようですよ。

大体においてよく喋る人と聞くばかりの人がいます。
何人か集まっても均等に話をしているというのは余りないようです。
指名でもされない限り、黙ってニコニコしている人も結構いるものですが、
その場の雰囲気は紛れもなくラポールコミュニケーションです。

これは一体どういうことでしょうか。

モノの本には「コミュニケーションでは、
話すよりも聞くことの方が大切だ」などと、
聞くことの大切さを説く本が多いように思います。

確かにそうとも言えますが、何かおかしいと思いません?
話す人の存在があって初めて聞くことができるのですよ。

また、まず聞いてから・・・というのも、
相手の出方を見てから自分の態度を決めるという感じで、
ちょっとズルイような気がして私の性に合いません。
それに、みんな聞くことに重点をおく人になったら、
“おしゃべり”していて何か面白いでしょうか?

私にはコミュニケーションにおける「聞く(聴く)」説には
何かが足りないのではないか、と思えるのです。

今回は理屈っぽくなってしまいました。 <(_ _)>

次回は、この点をもう少し掘り下げてから、
具体的にコミュニケーション・スキルを考えるとしましょう。

2008年7月5日土曜日

オトコのコミュニケーション塾③ 目的的、意味的に生きるクセから自由になる 

〔目的的、意味的に生きるクセから自由になる〕

“おしゃべり”するのに何も目的や意味などありません。
まあ、敢えて“おしゃべり”の目的や意味を言うのなら
目的的、意味的に生きるクセから自由になって、
自分を取り戻す行為と言えましょう。

大体、男性は何をするにも、何かの目的や意味を持って行おうとします。
何の目的も意味もないことは無駄なことだと思っているからです。
しかし、その目的や意味は、案外と自己の外から与えられたもの、
例えば家族の期待や会社の要請を無意識に取り込んでいることも多いのではないでしょうか。
しかも、何をするにも納得のできる目的とか意味を持たないと安心できないみたいです。
ですから、“おしゃべり”にも何か目的や意味を見出そうとするのでしょう。

さてさて、日々何かの目的や意味を持って懸命に生きておられる貴兄、
それでは息が詰まるのではないですか?
たまには、何の目的も意味もない“おしゃべり”をしてみませんか。
やってみると結構、良いものですよ。

ただ、ゆめゆめ“おしゃべり”で自己回復してまた頑張ろう!
ってケチなことを考えなさいませんように。
それじゃあ、いつもの目的や意味づけをするクセガ出てしまっているのです。
そんな“おしゃべり”では貴兄のこころが自由になれないですよ。

ましてや、“おしゃべり”を仕事の上での情報収集や、
職場の人間関係の改善による生産性の向上とか、
人的ネットワーク作りのためなどと、
目的指向型のコミュニケーションにしてしまっては勿体ないことです。

“おしゃべり”の目的や意味は、
目的的、意味的に生きるクセから貴兄を解放し、
ほんとうの貴兄に戻ることなのですよ。
これがまた最高に心地よいのです。
生きていて良かったと思える瞬間でしょうね。

こんなすばらしい“おしゃべり”を貴兄にもどんどんして欲しいです!
そして、貴兄の人生を謳歌してください。

ところで、じゃあ、どんな風にすれば良いのか?
よく訊いてくださいました。

次回からは、〔“おしゃべり”スキルアップ講座〕を開講します。
これを受講していただくと貴兄も“おしゃべり”の達人になれますよ。

恋人や奥さんも・・・きっと貴兄に期待していると思いま~す。

2008年7月1日火曜日

〔ちょっとティータイム〕ヤギとラポールコミュニケーション

先日、“第11回全国山羊サミット in 京都”の実行委員会
(事務局)京都大学大学院農学研究科附属牧場 北川政幸准教授
への参加で京丹波町に行ってきました。  
京都大会を成功させようとヤギ好きの仲間、
北川研究室ゆかりの学生さんなどが一同に会したのです。

実行委員会は最初からラポールが形成されていて、とても良い雰囲気でした。
まあ、ヤギの好きな仲間ですから当然ですよね。
北川先生もざっくばらんなお人柄、
それも雰囲気を良くしたのだろうと思います。
経過報告や今後の取り組み、広報の仕方など、
予定時間を大幅に延長して熱のこもった話し合いが出来ました。

さて、会議で私がポスターのことで注文を付けました。
実はラポールコミュニケーションとは程遠い、直截的な物言いをしました。
その言い方がその場の雰囲気では良い、と直感的に判断したように思います。
ポスターの原案は北川研究室のD3の学生さんが作ったものです。
相手の学生さんが受け取った気持ちはどうだったのか、
いつか聞いてみたいと思っています。
ラポールコミュニケーションの特殊なあり方の発見になるかもしれません。

今日、修正案、というより別に一般用に作成したポスターの原案が届きました。
そこには、当日話し合った内容が入っており、
見た途端、わあ、いいなあ、と思えるものでした。
少し、気になった部分について意見を送りました。
今度はラポールコミュニケーションに添った表現をしました。
最終ポスターは〔ちょっとティータイム〕に載せます。

会場は、亀岡市にある京都学園大学です。
ふれあいヤギやヤギ関連グッズ・商品がありますよ。
是非、ご参加ください!

2008年6月27日金曜日

オトコのコミュニケーション塾② モテるお父さん

親子のコミュニケーションで
子どもがお父さんに求めるものは?

楽しい関わりでしょうね。
その中心になるのは“おしゃべり”ではないでしょうか。

そこのお父さん! あなたのことです!
今日はあなたに特別サービスしましょう。
モテるお父さんになるための“おしゃべり”のツボを伝授します。

子どもが喋り始めたら“1分間は黙ってうなずく!”
これが“おしゃべり”のツボなのです。

「何だ! そんなことか、ふざけるな」とお怒り?のお父さん。
1分間だけ、私に時間をください。

試しに、“1分間は黙ってうなずく!”練習をしてみましょう。
時間を測るためのタイマー等を用意してください。
 ①“おしゃべり”でうなずく場面を想定してください。
 ②大きく息を吸い込んで止めてください。
 ③タイムを計りながら仮想した場面でうなずいてみてください。
 ④1分間経過するまでうなずき続けてください。
いかがでしたか? 1分間は長く感じられたのではないでしょうか。
この1分間を体感していただいたのは、
子どものお喋りを“息を飲んで真剣に聞く”、
つまり、“1分間は黙ってうなずく!”という時間感覚を知ってほしかったからです。

子どもは、胸の中に渦巻く感情、気持ちを知ってほしくて喋ります。
あれこれ、いっぱい喋ってきます。
これをうなずきながら聞いてやるだけで子どもはうれしくてたまりません。
お父さんは分かってくれている、自分を認めてくれている、
そんな風に感じるのでしょうね。
子どもの目が輝いているので分かると思います。

その時、気持ちが通い合う“おしゃべり”、
ラポールコミュニケーションの世界が開けているのです。

ほとんどの場合、これだけでいいのです。
“おしゃべり”がモテるお父さんに変身させます。

もちろん、お父さんは子どもの養育者ですから、
生きるために必要な社会性を身に付けさせなければなりません。
そのために子どもとのコミュニケーションは、
どうしても教え聞かすというスタイルになりがちですね。

でも、子どもにはもっともっと大切なことがあるのではないでしょうか。
それは、お父さんと楽しい時間を持つことだと思います。
“生きることが楽しい”、そう実感させてやれれば良いですね。
そう実感すれば、自分の存在や自分の命、自分に関わるこの世界を肯定的に捉えられるようになるでしょう。
そして自分を信じて自己成長して行けるのです。
こうした子には親が教え聞かさなければならない場面はそう多くないように思います。

子どもが喋り始めたら“1分間は黙ってうなずく!”
こんな簡単なことで子どもは変わり、
あなたはモテるお父さんに変身すること請け合いで~す!

余談ですが・・・、このツボは奥さんにも有効と思いますよ、試してみたら?

2008年6月24日火曜日

オトコのコミュニケーション塾① 父親よ!

オトコというものは、どうも“おしゃべり”がヘタな人種らしい。 
あっ 誤解しないでくださいね。
話すこと、喋ることがヘタだといっているのではありません。
むしろ、話しても喋っても立派な男性は沢山います。

ただ、“おしゃべり”がヘタなように思われます。

オトコは、“おしゃべり”の場を有益な情報収集の機会と考えたり、
感情や気持ちの交流よりも課題解決に重点をおいてしまうからではないでしょうか。
つまり、目的志向型のコミュニケーションをする傾向があるのでしょうね。

例えば、友達と喧嘩した子どもがめそめそ泣いて、
あなた(父親のあなたデス)のところに来たらどうしますか?

「なぜ喧嘩したのか、分かるように説明しなさい」
オトコはまず、喧嘩の原因を把握しようとします。
この時点で、父親の頭の中は友達と仲良くするための方策探しでいっぱいになり、
こどもの気持ちを受け止めてやるだけの余裕など残されていないのです。

父親よ!
まずしなければならないのは、
「そうか、けんかしたんか。つらいんだね」などと、
子どもの気持ちに寄り添ってやることなんですよ。
しばらくそうしていれば、ほとんど場合、解決していることでしょう。

なぜって?
子どもの気持ちはすっきりして喧嘩のことなど忘れているからです。
こどもにとっては喧嘩で泣かされたことなど、
もうすんだことになっているのですよ。

余談ですが・・・奥さんにも同じかな、 多分。。。

2008年6月21日土曜日

〔ちょっとティータイム〕 豆腐のからし焼き

私の町、京都亀岡にアガピーという小さなレストランがあります。
このレストランの“豆腐のからし焼き”は絶品!なんですよ。
唐辛子の強い辛味とうまみのある出汁が揚げ豆腐と絶妙にマッチし、
まるで芸術作品を味わっているようです。
疲れているときは、ホント、生き返ったように思います。
店の雰囲気はとてもよく、店長さんともよく世間話をするんですよ。

あなたにも是非お奨めしたい料理で~す。
  AGAPE 0771-24-8288 豆腐のからし焼き(365円)

さて、アガピーのフロアスタッフに接客スキルのとても高い人がいます。
客への応対、店内への目配り、表情、声の質など、実に見事です。
どこでこのような接客スキルを身に着けたのだろうと思っていたので、
思い切って今日、そのことを尋ねてみました。

すると、意外な返事! 
「ここに来るまでは○○電子で事務をしていたくらいです。
ここはのびのびと仕事をさせてくれるからだと思います」
いや意外と感じたのは、あまりにも的を射すぎた返事だったからかもしれません。

さすが! アガピーへの配慮と客の私への的確な回答です。
人間は自分の能力、特性が発揮できるのは自発性が引き出されている時だと思います。
彼女のこの回答はほんとうであると思いました。

アメリカ経営学のはしりのころの話だったと思いますが、
生産効率を上げるためにあらゆる条件で実験した結果、
職場環境の改善や賃金等のアップは生産効率には大して影響せず、
意外なことに、休憩時間のお茶や自由な会話(おしゃべり)が
生産効率の向上に有効であることが分かったのです。

人間はひとりひとり自分のプライドを持っています。
待遇や金などの餌でつったり、社則や精神的な強制で働かせようとしても、
人間としてのプライドの前に自分の能力が充分に発揮できないのでしょうね。

お茶の時間の自由な会話(おしゃべり)によって、
自分が認められている、
仲間として大切に思われている、
そういう実感が持てたとき、
自発性が引き出されて自分の能力、
特性が発揮できたからなのではないでしょうか。

私はアガピーのフロアスタッフの回答に大いに満足して
気分良く帰路に着いたことは言うまでもありません。

2008年6月19日木曜日

〔“おしゃべり”するとキレイ!になる〕⑥ 綺麗になるコツ(その3)

綺麗になるコツ(その3) 
●プライドを尊重する

今日は綺麗になる極めつけのコツをお話しましょう。

“おしゃべり”では、わが家のあれこれ、他人のうわさ、
スーパーの安売り情報、今日のニュースなど、
とりとめのない話題が次から次へと展開されていきますよね。
「あれ? 何でこんな話になったんだろ?」と大笑いするほど、
めっちゃくちゃでいい加減なのにこれが楽しいんですねえ。
そこに “おしゃべり”する人の気持ちが織り込まれているからなのでしょうね。
“おしゃべり”では内容よりも気持ちのやりとりの方がずっと大事です。
そして、もっとも大切なことは“おしゃべり”するひとのプライドなのです。

ひとはプライドが刺激されると輝やき始めます!
プライドが尊重されると美要素は全開し輝きを放ちます。
あなたはひときわ綺麗になっているはずです。

自分のプライドが尊重されたときほどうれしいことはないですよね。

“おしゃべり”でプライドを尊重するには、
今、そのときの気持ちをどんどん肯定すれば良いのです。
褒めることは最高の肯定です。
どんどん褒めましょう。

どんなひとでも注意や弱点など言われたくないのです。
「私って、きつい言い方してる?」ときつい言い方をしている人に聞かれて、
その人のためと思って「きつい言い方をしているよ」などと言ってはいけませんよ。
やっぱり、そのひとのプライドを傷つけることになるのです。
そんなことは当の本人が一番知っていることなんですから、
「あなたは真っ直ぐなひとだからね」とか、
「それがあなたらしいんだ」などと、
そのひとのあり方を肯定してあげましょう。
どんなときでも、ひととしてのプライドを尊重するのです。

誰にでも弱点や欠点はいっぱいあります。
いちいちあげつらっていてはキリがありません。
しかも、それらは美要素と同じで相対的なものでから、
評価は、時代、場所、価値観などによって幾らでも変わり得るものなのです。
ですから、欠点や弱点を指摘して正してあげようとするなどは愚の骨頂です。
そうでなくても、“おしゃべり”で気分良くなりたいのに、
お説教など聞きたくありませんよね。

それよりも、欠点と思われるものでも、
見方一つで長所にも強みにもなるのですから、
それを見つけてあげましょう。
長所、短所はそのひとの特徴の一つの現われ方なのです。
つまり、長所、短所こそ、自己を自己として確信するプライドと言えないでしょうか。
“おしゃべり”で大切なのは、このプライドを尊重することです。
プライドを尊重されたそのひとは自信を取り戻して、
自分なりに解決策を考えるでしょう。
“おしゃべり”にはこのように自己成長していく効果があるのですよ。

“おしゃべり”では欠点や弱みなど、どうでも良いのです。
それよりも、一つでも二つでも長所や強みを見つけては褒めるようにしましょう。
そして、いつも気分良くしてあげてください。
これが“おしゃべり”の醍醐味ですからね。

これだけで、綺麗になるなんて、嘘みたいな話でしょう。
でも、本当のことなんですョ。

しかし、一つ疑問が残ります。
あなたは相手のプライドを尊重しても、
相手があなたのプライドを尊重してくれなかったら?
心配要りません!
気持ちが通い合う“おしゃべり”、すなわちラポールコミュニケーションの世界では、
お互いが同じ「場」を共有することになるのですから、
相手のプライドを尊重することと自分のプライドを尊重することは同じなのです。
相手の嬉しいことは自分も嬉しいのです。

実際問題としても、
あなたが相手のプライドを尊重しているのに、
相手があなたを卑下することなど、まずないのではないでしょうか。
それよりも、気分を良くした相手があなたを褒めちぎってくれると思いますよ。

もっともっと良いことがあります。
“おしゃべり”によって「ひととしてのプライドを尊重する」ことを繰り返していくうち、
いつの間にかそれがクセになります。
どんなときでも、ひとを認め、あり方を肯定し、言動を褒めるようになります。
そればかりではなく、自分自身に対してもそうするようになるのです。
ほんと、全部、自分に返ってくるのですよ。


そうなるとあなたはいつも輝いていつもキレイ!なのですから、
これはたまりませんよね。

さあ、どんどん“おしゃべり”してください。
そしてひととしてのプライドを尊重してください。
どんどん肯定して、
どんどん褒めて、
綺麗になりましょう。

綺麗になるコツ(その3)は、ひととしてのプライドを尊重することなのですョ。

2008年6月14日土曜日

〔“おしゃべり”するとキレイ!になる〕⑤ 綺麗になるコツ(その2)

綺麗になるコツ(その2) 
●気持ちが込められた言葉に応える

“おしゃべり”で気持ちが通い合うときほど楽しいものはないですよねえ。
自分の思いや気持ちが分かってもらえてると感じると、
気分がとっても良く、元気、パワーが出ます。

喜びは幾倍にも増し活力が漲り、
悲しみは癒され自分に立ち戻れる。

これが“おしゃべり”の力です。

気持ちが込められた言葉に応えるとはどうするのでしょうか。
“おしゃべり”のときどき、気持ちが込められた言葉が出ます。
面白かった、楽しかった、むかつく、頭くる、うっとうしい・・・ 
そのほか、気持ちを表した無言の言葉や態度もあります。
とにかく、“おしゃべり”でCOREになるのは気持ちが込められた言葉です。
この言葉に応えることは絶対に外してはいけないツボなのです。

ところで、とかく男性はこのツボを外しっぱなし。
今日は悪い例で反面教師的に説明しましょう。

*彼女が職場の愚痴をこぼします。
(彼女)主任ってさあ、いきなり化粧ケバイって言うのよ。アッタマきちゃう。
(A男)えー。そんなら化粧の基準があるのかって訊いてやったら。
(B男)化粧をとやかく言うのは個人の人権問題だ。
まあ、男性は大体、こんな感じです。
なぜなら、男性は目的指向、問題解決型のコミュニケーションをするからなんです。
(オトコには何の意図も悪気もないんですけど・・・ね)
彼女は“おしゃべり”してむかつく気持ちに共感してもらいたかっただけ。
“いきなり”とか“アッタマきちゃう”と気持ちや感情を訴えています。
このCOREに応えなければ“おしゃべり”になりません。
(C男)そりゃ、頭にくるわ。腹立つなあ。
これが正解なのです。
(ただ、オトコにはこれで良いのかなあ、という疑問は残ります・・・)

“おしゃべり”は気持ちを話し合います。
ですから、気持ちを表す言葉には必ず応えることがコツなんです。

気持ちや感情が込められた言葉が出たら、
->大きくうなずいてあげましょう。
->その気持ちが分かったことを言葉やしぐさで伝えてあげましょう。

こうして気持ちの通い合う“おしゃべり”がラポールコミュニケーションを生み出します。
ラポールコミュニケーションの“おしゃべり”はあなたは輝かせて綺麗にします。

さあ、キレイ!になる“おしゃべり”を始めましょう!
気持ちが込められた言葉には必ず応えましょう!
驚くほどの効果が実感されると思いますョ。

綺麗になるコツ(その2)は
“気持ちが込められた言葉に応える”ことなのですョ。

〔ひとこと〕秋葉原無差別殺傷事件に思う

東京アキバの事件に思う

   “店員さん、いい人だった”
   “人間と話すのって、いいね”
彼、加藤智大は犯行前の店員さんとの“おしゃべり”で、
その瞬間は人間らしい感情を持ったのではないでしょうか。
でも、それは一瞬だけのことだったのでしょうね。
もし、彼の周辺に誰か一人でも楽しい“おしゃべり”の出来る人がいたら、
もし、人間らしい感情の交流する“おしゃべり”があったなら、
あの凄惨な事件は起こらなかったような気がしてなりません。
最近のこのような事件を知るにつけ、
津々浦々まで“おしゃべり”に充たされ、
みんな楽しく暮らせる日の来ることを願わずにはいられません。
         ――――――主宰 宮崎茂樹

〔ひとこと〕東京アキバの事件に思う

秋葉原通り魔事件

   “店員さん、いい人だった”、
   “人間と話すのって、いいね”
彼は犯行前の店員さんとの“おしゃべり”で、
その瞬間は人間らしい感情を持ったのではないでしょうか。
でも、それは一瞬だけのことだったのでしょうね。
もし、彼の周辺に誰か一人でも楽しい“おしゃべり”の出来る人がいたら、
もし、人間らしい感情の交流する“おしゃべり”があったなら、
あの凄惨な事件は起こらなかったような気がしてなりません。
最近のこのような事件を知るにつけ、
津々浦々まで“おしゃべり”に充たされ、
みんな楽しく暮らせる日の来ることを願わずにはいられません。
―――――主宰 宮崎茂樹

2008年6月11日水曜日

〔ちょっとティータイム〕 みんな私の先生 

私が出会った人で楽しい気分にしてくれた人たちを手本としてこのブログは作られています。
「聴く技術」とか「コミュニケーション・スキル」だけではありません。

私と出会って楽しいひと時を過ごした人がみんな私の先生なのです。

今回のテーマ:“キレイ!になる”はその先生たちが手本です。
もちろん、先生たちはみんな綺麗なんですよ。

私は綺麗な人が好きです。
綺麗な人と接するとこころが浄化され、
新鮮な力がこころの底から湧き上がって来るように感じます。
顔かたちだけではありません。
“おしゃべり”で輝いている美しい人が好きなんです。

これが今回のテーマ:“キレイ!になる”を生み出しているように思います。

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日、知人から便りをいただきました。
いつも笑顔を絶やさない綺麗な人です。
私はコーヒー、紅茶が大好きで、
コーヒーショップに時々誘っては“おしゃべり”しました。
よくもまあ、いつも迷惑がらずに付き合ってくれたものです。

“おしゃべり”するだけで自信と希望を与えてくれた人です。
今は遠い地からこのブログを応援してくれています。

今夜はその知人と“おしゃべり”した日々を思い出し、
とても幸せな気分に浸っています。

2008年6月10日火曜日

〔“おしゃべり”するとキレイ!になる〕④ 綺麗になるコツ(その1)

綺麗になるコツ(その1) 

あなたは世界一!ラッキーです
このブログを訪ねたあなたは綺麗になります!

でもね、“おしゃべり”するとキレイ!になるからと言って、
喋りまくっても綺麗にはなれません。

コツがあるんですよ。

綺麗になるコツ(その1) 
●今、このときの気持ちに添って“おしゃべり”する

“おしゃべり”は言葉でするのですが、
今、このときに湧き上がってくる気持ちを喋り合っているのです。
言葉に気をとられてしまうと、今、このときの気持ちが見えなくなります。

今、このときの気持ちに添って“おしゃべり”するのがコツなんです。

このひとは今、このときどんな気持ちなんだろう?
わたしは今、このときどんな気持ちなんだろう?
いつも、今、このときの気持ちに添って“おしゃべり”してください。

そうすれば自然に気持ちの通い合う“おしゃべり”になります。

気持ちの通い合いが始まると、
お喋りがラポールコミュニケーションになるのです。
ラポールコミュニケーションの“おしゃべり”をするとき、
あなたは輝き綺麗になります。

ちょっと具体例でやってみましょう。
*子どもAが難関の○△大学に合格しました。
 友人をコーヒーショップに呼び出しさっそく“おしゃべり”。

(うれしい気持ちに添って“おしゃべり”)
B子:ねえC子、A、○△大学に合格したわよ!
C子:えー、ほんとっ!うれしいー!
B子:Aはよく頑張ってくれたわ。
C子:ほんとね、Aちゃん、すごい!よくやったわねー。
B子:C子、私、今とってもうれしい。
C子:わかる、わかる。そりゃあ、うれしいよねえ。
B子:ありがとう、喜んでくれて・・・。
C子:だってだって、私だってうれしいのよ。

2人とも“おしゃべり”で輝いている様子がわかるようでしょう。
このとき、あなたは最高の綺麗になっているのですよ。

今、このときの気持ちに添って“おしゃべり”しているからなんです。

(「難関の○△大学」の言葉に気をとられてしまうと・・・)
B子:ねえC子、A、○△大学に合格したわよ!
C子:えー、ほんとっ! ○△大学って難しいんでしょ?
B子:ええ、そうよ。実質○倍で現役は半分も合格しないんだって。
C子:Aちゃん、すごい!よくそんな難しい大学に合格したわね。
B子:毎日、夜遅くまで○○進学塾に通って勉強したのよ。
C子:○△大学ってそんなに勉強しないと入れないの。
B子:そうよ。全国から秀才が集まるんだもの。
C子:○○系大学ではトップよね。2番手はどこかしら。

これでは輝きませんネ。

あなたが“おしゃべり”したいときは、
今、このときに湧き上がってくる気持ちがあるからですよね。

自分は今、このときどんな気持ちを聞いて欲しいのか、
相手は今、このときどんな気持ちを話したいのか、
楽しいこと、うれしいこと、悲しいこと、
今、このときの気持ちを誰かに伝えたい、
今、このとき一緒に喜んだり悲しんだりしてもらいたいからでしょう。

綺麗になるコツ(その1)は、
今、このときの気持ちに添って“おしゃべり”することなのですョ。

さあ、さっそく始めましょう! 
あなたは今、このときから綺麗になるのですョ。

2008年6月3日火曜日

〔“おしゃべり”するとキレイ!になる〕③ 本当だった!

綺麗、きれい、キレイ・・・なんとも心地のよい響きではありませんか。
お金なんかより・・・愛なんかより・・・綺麗がいいんです!
そんなあなたに贈りたい!
“おしゃべり”するとキレイ!になるのは本当だった!

でもね・・・今日の話、だれにもナイショ!だよ。
あなたに綺麗になって欲しいから・・・

[相対的な評価]
世界3大美人とは、言わずと知れたクレオパトラ、楊貴妃、小野小町?(ヘレネ)。
わざわざ3人の名前を挙げているのは、
絶対的な美人などいないからではないのでしょうか。
綺麗と思われるひとが美人なんでしょうね。
つまり、誰でも美人になる潜在性を持っているということのようです。
それを引き出せるかどうかだけなのではないでしょうか。

〔綺麗は美要素のトータルな組み合わせ〕
黒髪。少し前までは美人の要素。
黒髪に命をかけた女性もいたことでしょう。
今ではキレイ!になろうとして髪を茶色に染めるひとも多いようです。
絶対的な美要素など存在しないということなんでしょうね。
キレイ!と思われたものがキレイ!なんでしょう。
つまり、誰でも自分の特長を美要素にする可能性があるということのようです。
この可能性を実現できるかどうかだけなのではないでしょうか。

〔美は演出する〕
生まれ持った顔かたちだけでは美人にはなれないのではないでしょうか。
顔かたちに合う化粧,髪型,服装,装飾品・・・
これら数限りない努力をして初めて美人が作られるように思います。
そこに立ち居振る舞いなどを重ね合わせて美人を演出するのでしょうね。
何もしないで最初から美人がいるわけなどありませんよね。
つまり、誰でも努力と演出しだいで美人になれるということのようです。
努力と演出が効果を持つようにできるかどうかだけなのではないでしょうか。

〔綺麗の仕上げは自信による輝き!〕
これらを有機的に結びつけて相乗効果を出すのは自信による輝きです。
どんな美要素を組み合わせても、
自信による輝きに支えられなければひとを魅了できません。
逆に言うと、自信による輝きの上に美人は存在することになります。

そうです、自信による輝きが美人を作るのです。

〔“おしゃべり”するとキレイ!になるのは本当だった!〕
お互いを認め合う“おしゃべり”。
“おしゃべり”がラポールコミュニケションになるとき、
あなたは自信に支えられて輝きを放ちます。
あなたの美要素はこのとき効果的に結びつき、
それら相乗効果によって最高の美を発揮するのです。
このとき、あなたは輝くようにキレイ!になっているはずです。

“おしゃべり”がラポールコミュニケションになるとき、あなたはキレイ!になります。

“おしゃべり”するとキレイ!になるのは本当だった!

でもね、最初の約束だよ。
この話、絶対にナイショ!だよ。
あなたに綺麗になって欲しいから・・・

2008年5月29日木曜日

〔“おしゃべり”するとキレイ!になる〕② 綺麗なひとは“おしゃべり”が好き!

綺麗なひとは“おしゃべり”が好き!

一日中、いろんなことがありますよね。
楽しいこと、しんどいこと、もろもろ。。。

“おしゃべり”もそうですよね。
楽しいこと、しんどいこと、もろもろ。。。
いろんなことを“おしゃべり”しますよね。

“おしゃべり”には何の用意も要らず、
いつでも、どこでも、誰とでも、
行き当たりばったりで“おしゃべり”オーケー。
口に物が入っていても“おしゃべり”できますもんね。

“おしゃべり”しているひとの表情は生き生きしています。
目を輝かせて自信に満ちた顔をしています。
それはお互いを認めて合っているからなんです。

このときの“おしゃべり”がラポールコミュニケーションです。

お互いを認め合う“おしゃべり”。
喋っても喋っても喋っても、
「うん、うん。 そう! そう! わかる!わかる!」と聞いてくれます。
こころの内をいっぱい喋り合うことで、
あなたは分かってもらえた気持ちになるのです。

自分が分かってもらえた!
自分はこれでいいんだ!
自分の存在に確信が持て、
自信が湧いてきます。
気分だってとっても良くなりますよ。
こうしてあなたは輝くのです!

全身から“美人エキス”が出てくるのでしょうね。

“おしゃべり”がラポールコミュニケーションになるとき、
“おしゃべり”があなたを美しく引き立て、
“おしゃべり”があなたをキレイにします。

ホントなんですョ
綺麗なひとは“おしゃべり”が好き!なんですョ

2008年5月24日土曜日

〔“おしゃべり”するとキレイ!になる〕

“おしゃべり”はあなたをキレイ!にします。

家で・・学校で・・職場で・・喫茶店で・・行く路で・・
みんな、どこででも“おしゃべり”をしています。

しかし、 “おしゃべり”にはあまり良いイメージがないようですね。
「“おしゃべり”しないでさっさと勉強しなさい!」、なんて。

でもでも、怒られても、叱られても、なじられても、
やめられないのが“おしゃべり”なんです。
“おしゃべり”にはひとを惹きつける「魔力」が潜んでいるのでしょうか??

楽しいとき、
嬉しいとき、
こころにいっぱい、いっぱい話したいことが湧き上がってきます。
こんな楽しさ、うれしさをいっしょに喜んでもらえる相手と
いっぱい、いっぱい“おしゃべり” したいですよね。
“おしゃべり”すると幸福感にあふれ、
生き生きして来るあなたに気づくでしょう。
このときの“おしゃべり”がラポールコミュニケーションなのです。

つらいとき、
悲しいとき、
こころにいっぱい、いっぱいこみ上げてくるものがあります。
こんなつらさ、かなしさを分かってもらえる相手と
いっぱい、いっぱい“おしゃべり”したいですよね。
“おしゃべり”すると気分がすっきりし、
新たな希望が満ちてくるあなたに気づくでしょう。
このときの “おしゃべり”がラポールコミュニケーションなのです。

何か喋りたくなったら、
誰かと“おしゃべり”してくださいね。
そのときは、あなたに“おしゃべり”が必要なのですよ。
のどが渇けば水が飲みたくなります。
何か喋りたいときも同じです。
こころにラポールの水をいっぱい飲みましょう!

“おしゃべり”がラポールコミュニケーションになるとき、
こころに活力が湧き、希望が満ち、
とっても気分が良くなります。
今、生きていることが楽しく感じられ、
あなたは輝いて見えるでしょう。

輝くあなたはステキ!です。

“おしゃべり”はあなたをキレイ!にします。

“おしゃべり”で楽しかったあなたの経験を ラポールメール で話そう!


【ラポールコミュニケーション】とは。
「ラポール」=「親しく和やかな雰囲気=気持ちの通い合いを基礎にした信頼関係」
のあるコミュニケーションのことです。(当センター講師 小原義雄先生)


【男なら“おしゃべり”をしろ!】
子どものころ、
「男の子はお喋りするな!」といつも叱られていました。
私は楽しいときやうれしいとき、
心が弾んで、よく笑いよく喋りました。
従来、「男は寡黙が良い」とされて来ましたので、
親や大人たちは私のことを心配していたようです。

大人になってからも同じでした。
『寡黙で魅力的な男になってやろう!』と決意しても、
次の日にはやっぱり、よく笑いよく喋っていました。

・・・今では【“おしゃべり”の研究】をするまでになっていますぞ。

男なら“おしゃべり”をしろ!
――――――― 主宰 宮崎茂樹.

2008年5月15日木曜日

“あいさつ”でパワーが出る!(3) さあ、やってみよう!

“あいさつ”でパワーが出る!(3)さあ、やってみよう!

「あなたと良い関係をつくりたい」、
こんな気持ちを込めて挨拶してみませんか。
ラポール・コミュニケーションの“あいさつ”が始まります。
このときのあなたの顔は輝いて見えていますよ。
輝く顔はステキ!です。

「おはようございます!」。今日も頑張りましょう、と気持ちを込めて。
あなたにも気持ちの良い挨拶が返ってくるでしょう。
そうしたら、あなたは気分が良くなります。
今日も頑張るぞ!って気持ちになります。
あなたは生き生きしてステキ!です。

「お疲れさまです!」。一日の慰労の気持ちを込めて。
あなたにも「お疲れさん!」とやさしい返事。
その言葉に今日一日の疲れが癒されます。
あなたは満ち足りた気分になり、
やさしさに包まれてステキ!です。

挨拶しあうことでラポールコミュニケーションが生まれ、
“あいさつ”でパワーが出る! 
ホントです。

言葉は生きています。
そこに気持ちがこもるからでしょうね。

気持ちは、まなざし、表情、しぐさなどになって現れてきます。
言葉はそれら気持ちに乗っかって相手の胸に届くのです。
声音(こわね)は気持ちを表す最後の一滴に過ぎません。
話し方の上手、ヘタは関係しません。
気持ちを込めて挨拶すれば必ず届きますよ。

メールコミュニケーションでも同じことです。
メール文は言葉の羅列で作られていますが、
一つ一つ選択された言葉たち、
言葉と言葉のつながりに書く人の気持ちが滲み出します。
あなたの気持ちが読む人のこころへと伝わるのです。
文章のうまいへたは関係ありません。
気持ちを込めてメールすれば必ず伝わりますよ。

「おはようございます!」という単純な言葉に、
実は単純だからこそ、その人の気持ちが透けて伝わっていくのです。
「あなたと良い関係をつくりたい」、
そんな気持ちが伝わって、
ラポールコミュニケーションへの働きかけが行われます。

挨拶にあたたかいまなざしや表情、
笑顔が加わるとさらに効果的でしょう。

たまに挨拶が返されないことがありますよね。
そのときはちょっとがっかりします。
でも、ほとんどの人は挨拶を返してくれるのですから、
挨拶を返されないのはあなたのせいではありませんよ。
返さない人に何か事情があるのだとあたたかく理解してあげてください。
良い挨拶を返されなかったときや、
挨拶を上手に避ける人に出会ったときにも、
あたたかく理解してあげることを忘れないでくださいね。

あたたかく理解しようとしたあなたは、
あたたかい気持ちに包まれているでしょう。

さあ、挨拶しましょう!
挨拶が返されるからあなたにもパワーが漲ります。
たまに挨拶が返されないときにでも、
あなたはあたたかい気持ちに包まれます。

挨拶しあうことはラポールコミュニケーションです。
ラポールコミュニケーションはあなたを元気にし、
みんなを元気にします。

そして、何よりもあなたをステキ!にします。

“あいさつ”されてうれしかった体験を ラポールメール で話そう!

2008年5月5日月曜日

“あいさつ”でパワーが出る!(2) そのひみつ

“あいさつ”でなぜパワーが出るのでしょう?

挨拶して「ここに私がいます」、
「あなたに関心がありますよ」というメッセージを送ります。
挨拶を返されて、
「関心を持ってもらってありがとう」というメッセージをもらいます。

挨拶しあうのは、お互いを受け容れあうことなのでしょうね。
このことが私たちに心地よいのです。
今の自分が受け容れられるから気分がいいのでしょう。
お互いを受け容れあう“あいさつ”はラポールコミュニケーションです。

今の自分が受け入れられると今の自分で良いのだと感じます。
そうしたら、今の自分の存在に自信が出ます。
「自己肯定感」を得るのでしょうね。
これが“あいさつ”でパワーが出るひみつだったのです。

無関心だったら挨拶しません、されません。
関心を持たれないと寂しい気持ちになります。
そこに自分がいることを無視されるのですから当然です。
これでは自信もぐらつく気分にもなりますよね。

挨拶で笑顔を返されるとうれしくなります。
挨拶に気持ちを感じたときはさらにパワーが出ます。

「挨拶しなさい」ってよく言われます。
挨拶は礼儀? それともひととしての義務?
礼儀として挨拶されるのはあんまり欲しくないですね。
義務ならなおイヤです!

やっぱり気持のこもった挨拶が欲しいです。

あなたに関心がありますよ、
これからも仲良くしましょうね、
こんな気持ちを込めた挨拶を送りませんか。
あなたにも気持ちのこもった挨拶が返されるでしょう。
ラポールコミュニケーションとしての“あいさつ”が生まれるのです。
そうしたらとっても気分が良くなり、
あなたにパワーがみなぎってきます。

“あいさつ”でパワーが出る!ラポールコミュニケーションをしましょう。

“あいさつ”されてうれしかった体験を ラポールメール で話そう!

2008年4月24日木曜日

“あいさつ”でパワーが出る!

“あいさつ”でパワーが出る!ラポールコミュニケーション

“あいさつ”されてうれしかった体験を ラポールメール で話そう!

その人と一緒だと、温かくて和やかな雰囲気に包まれる。
何を話しても気分が良い。夢や希望が湧いてくる。
とにかく楽しい。自信も出てくるみたい。
・・・そこにラポールコミュニケーションがあるからです。
このコミュニケーションのすごいところは、
自分が好きになり、相手を大切にしたい気持ちにさせるところにあります。

このような体験はだれにでもありますよね。
家族との団欒。恋人との語らい。気のおけない友人との談笑。
「ラポール」=「親しく和やかな雰囲気=気持ちの通い合いを基礎にした信頼関係」
のあるコミュニケーションなのです。

私にもいっぱいあります。
“あいさつ”で明るい気分にさせてくれる人。
自分が生き生きとしてきます。
職場の朝。“あいさつ”で「今日も頑張るぞー」ってパワーをくれる人。
仕事帰りに寄るスーパー。“あいさつ”を一言交わすだけなのに、
一日の疲れをいっぺんに取ってくれるレジの人。
明日もここで買い物しよう!

“あいさつ”されてうれしかった体験を ラポールメール で話そう!

“あいさつ”でパワーが出る!
ラポールコミュニケーションってすごい!

しばらく、“あいさつ”をラポールコミュニケーションとして考えて行きましょう。