2009年12月12日土曜日

ジョブパークでキャリアカウンセラー

12月からジョブパークでキャリアカウンセラーを始めました。
カウンセリングの主な対象は35歳以上の方々です。

これまでのハローワークの子育て支援推進員では、
「子ども」の保育をどうするかが第一課題でした。

ジョブパークのキャリアカウンセリングでは、
年齢の壁をどう突破するかが第一課題になりそうです。

まだ、仕事を始めたばかりですが、
就職を目指す方への力づけがとても大切であるという点では、
子育て中のお父さん、お母さんであろうと
年配の方であろうと同じであると思います。

「どこに行っても邪魔者のようにあしらわれる」
と無念の表情で話す65歳の求職者の方に、
「ここで一緒に仕事探しをしましょう!」と励まします。

65歳になっての就職、
難しいことはご本人が一番、分かっています。
そしてとても不安になっています。
その気持ちを受け止めてあげること、
そこを出発点にコンサルティングを進めて行きたいと思います。

そして相談に来られた方が、
元気な足取りで帰っていかれる姿を見るとき、
この仕事にやりがいと意義を感じます。

これからもコンサルティング技能をしっかりと活かし、
できるだけの就職支援をしていきたいと思っています。

頑張ります!

そして・・・なんと言っても、これら方々と“おしゃべり”できること、
ラポールコミュニケーションがスムーズな相談を進めるのでしょうね。

2009年10月10日土曜日

捲土重来 2級キャリアコンサルティング技能士に合格

国家検定2級キャリアコンサルティング技能士に合格

第1回敗退時、捲土重来を期すを胸に誓い、
この夏実施された第2回検定試験に合格しました!

第1回の合格率16パーセントに続き、
今回も22パーセントという難関でした。

「よう通ったのお!」と我ながら驚いています。

しかし、決して自分の力だけで合格したのではありません。

この合格には、CC京都塾の仲間や産業カウンセラーの先生など、
勉強会や情報交換、或いはロールプレイなどに、
自主的に協力していただけた方たちのお蔭だと思っています。

試験は自分一人で受けますが、
それを理解して支えてくれる人の協力があってこそ、
合格にたどり着けるのだ思います。

やはり、チームプレイではないでしょうか。

これからは、この技能士資格にプライドをかけ、
より良い仕事をすることによって、
私を支えてくれた皆さんに、
本当の意味でのご恩返しができれば、と思っています。

ありがとうございました。


\(∇⌒\)☆ア☆リ☆ガ☆ト☆ウ☆(/⌒∇)/

2009年8月27日木曜日

計画された偶発性(1)

「計画された偶発性」とは、
聞きなれない言葉でしょうね。

私はとても気に入っています。

しばらく、これを題材にコミュニケーションを考えましょう。

「計画された偶発性」はキャリア理論家のクランボルツ(米)が提唱したものです。

キャリア、例えば就職へのチャンスは偶然に生じるのですが、
それならば偶然のチャンスを創り出せば良い、
更には、計画的にチャンスを創り出す、というものです。

つまり、自らが計画して偶然生じる=偶発性を創り出すのです。

「就職したい」と思うだけで何もしなかったなら、
チャンスがやって来ることはありませんよね。

友人に話をしてみる。
恩師や先輩などを訪ねる。
近所の人に声を掛けておく。
ハローワークや人材会社へ登録する。
できるだけ多くの人と交流し、
仕事へのチャンスをいつも探る。

これらは就職へのチャンスを計画的に創り出しているのですね。

更に、巡ってきたチャンスをモノにするための準備もする。
パソコンスキルを身につけるために教室に行く。
簿記の勉強をする。
医療事務の資格を取る。
応募書類の書き方や面接対策のセミナーに参加する。

このような努力は必ず実を結びます。

計画的に偶発性を作り出し、
それを確実につかめる者が、
チャンスは計画的に創り出されたことが分かります。

そうでない者は、目の前のチャンスにさえ気づかないことも多いでしょう。

「あいつは運が良かった」、と思えることでも、
ほとんどが自らが計画的に作り出した幸運なのです。

たまには、運が良く就職できる人もいるでしょうが、
あなたは自ら運を創り出せば良いのです。

就職をしたら終わりではありませんョ。
就職はあなたのキャリアを成長させる出発点なのですから、
あなたの努力=計画された偶発性がそこでも生きるのです。

職場でのキャリア形成、昇進などへのチャンスも、
この「計画された偶発性」で貫かれています。

どうですか、素晴らしい考え方でしょう。

さあ、積極的に偶発性をバンバン計画しましょう!


次回はコミュニケーションの立場から「計画された偶発性」考えましょう。

うまく考えられるかどうか・・・

2009年7月4日土曜日

美人の世界にご招待(夢と力を与える)

美人の世界(最終回)

顔をどんなにいじくり回しても、
戦略装置として機能させなければ美人になれない。

では、戦略とは何なのか。
これが知りたいところでしょうね。

ズバリ! 顔で夢と力を与える。

この戦略に沿って、
装置としての顔を機能させることで、
あなたは美人になる。

美人に出会うと、
心のうちに眠っていた新鮮な感覚、
生きる活力がみなぎり、
明日への夢が膨らんでいく。

美人の価値はこのことにあったのです。

だからみんな美人を欲しがる。

私たちの明日は常に変化していく。
私たちの夢も変わっていく。
しかし、何を求めているのか、
自分ではよく分からない。

戦略=明日への夢を与える装置として、
顔を機能させるために化粧をし、
表情をつくり、会話を通して働きかけたとき、
相手は自分の求める世界に出会うことができる。

何の戦略も持たないでも美人はいるでしょう。
明日への夢がたまたまそろった女だ。

現在に当てはめて考えると、
社会に漂う閉塞感を打ち破り、
慣習に捉われない挑戦的な個性、
今日の不安を乗り越えて、
明日への生きる力を生み出す。

こう感じさせる顔をした女性である。

しかし、戦略を知らなければ、
やがて時の移ろいに取り残されて、
美人の範疇から姿を消していく。

人々の変化を先取りし、
装置としての顔を機能させて、
明日への夢を与える。

その顔を組み立て続けられたなら、
あなたはいつまでも美人でいられる。

美人は見られるものではない。
美人は与えるものだからである。

男たちに明日を夢見させることである。

(最後の最後)
このシリーズで、
敢えて顔を「装置」と表現したのは、
”美人は顔”という呪縛から、
あなたを解き放ちたかったからである。


(蛇足)
左右対称で均整が取れているからとか、
目がくりっとしているからとか、
おでこが広いからとか、
たらこ唇だからとか、
そんなものは単なる部品の話であって、
美人の<次元>の話ではない。

美人要素である部品が戦略をもって組み立てられたとき、
顔が装置として働いて美人を作るのである。

まだ分らない人は次のことを想像されると良い。

ここに見事な美人が居たとしよう。

彼女は大あくびをしたかと思うと、
人目をはばからずに鼻くそをほじくり、
大きな音で痰を吐き捨て、
傍のどんぶりで茶を飲んでいる。

あなたは言うだろう。
美人はそんなことはしないと。

だから、あなたは分っている!

美人はあなたの夢を決して摘まない、と。

美人を決めるのは顔ではない。
その顔をとおしてあなたの気持ちが決めるのだ。

2009年6月3日水曜日

美人の世界にご招待(4)見る人との共同作品

如何に自分を美しく見せるか。
この一念で化粧をします。

自己表現とも言えるでしょうね。

自己はどこからくるのでしょう?
何を表現すればいいのでしょう?

現状に合わせるだけなら美人にはなりませんよ。
その顔では新鮮な息吹を感じさせないからです。

今あるものを越えようとするとき、
進むべきベクトルに合わせた表現するとき、
それが美を感じさせ、
化粧を施したその顔が美人になるのです。

見る人に新鮮な感覚と力を与えるからです。
戦略装置としての顔が美人を作ったときです。

例えば、車のデザインでも同じことが言えます。
最近、車のマスクはつり目が多いですね。
まるで、怒っているように見えるほど、
強烈に個性を強調しています。

女性の化粧番組を見てもそう感じます。

つまり、爛熟して閉塞感の漂う社会にあって、
新しい社会を切り開くのは強烈な個性だからではないでしょうか。

そのことを意識して自己表現である化粧をしたあなたに出会うと、
あなたを見た人が自分の中に同じ求める要素があるのを感じて、
新鮮で新しい息吹を覚えるのです。

このときその人は新しい自分に出会い、
あなたが美人に見えています。

向けられた視線、
漂う表情、
話しかける口元、
美人を作る戦略装置として、
自分の顔を意識したとき、
これら美人要素が有機的に結合して、
美人を仕立て上げるのです。

あなたの顔をとおして、
相手が本当に求めていたものを感じ取るからです。

表情においても同じことが言えるのですよ。

現在にあっては表情を作るベースになるのは、
新しい社会を切り開く強烈な個性なのです。

このベースの上に相手の好みなどを組み立てていくのです。

このベースさえきちんと押さえておけば、
少々の組み立てミスがあっても、
それもまた魅力になります。

あなたは相手の反応を読み取りながら、
新しい魅力ある顔を作り上げる。

そうして作り上げたあなたの顔をとおして、
見た人は自分の内の求めるものに出会い、
あなたの顔に美を感じる。

美人は見る人との共同作品ともいえます。

そのプロセスはラポールコミュニケーションをとおして、
話し合うものが温かい感情を共有しあうことと同じなのですね。

相手の本当に求めるものを組み立てたときが、
戦略装置としての顔が美人を作り上げたときなのです。

2009年5月23日土曜日

美人の世界にご招待(3)求める世界に触れさせる

美人に出会うと“はっ”とします。

一瞬で心が浄化されるように感じます。
新鮮な血潮が湧き上がり、
生き生きしてくる自分がいます。

女性が美男子と出会ったときも同じでしょうね。

「異性」に強い関心があるから、
男性は美人、女性は美男子、
それぞれ強く感じるのでしょう。

このような感じが得られなかったら、
美人、美男子の対象ではないのです。

以前、博物館で美人を調べたことがあります。

明治時代の美人。
どこにでもいる普通のお姉さんでした。

クレオパトラ、楊貴妃、小野小町。
ここに連れてきたら、どうでしょうか。
やっぱり普通のお姉さん? かも。

彼女らの顔に変化があった訳ではありません。
変わったのは見る者の美人意識です。

美人を決めるのはその人の顔ではなく、
見る側にあることが分かりますよね。

やはり見る人の美人意識にマッチさせなかったら美人にはなれない、
ということです。

美人意識とは何なのか、
これが知りたいところですよね。

ひとは自分の求める世界に出会うとき、
「美」を感るのではないでしょうか。

美人、美男子はもとより、
建築物、車などのデザイン、
夕日や山々の風景、
そういう対象物のなかに
自分の求める世界を見出すのではないでしょうか。

「心の琴線」に触れたとき、とも言えるでしょうね。

漫画でも同様のようです。

同じ漫画家の描く少女でも、
遠くを見るようなまなざしから、
自己肯定感の強いまなざしに変わった、
というTV番組を見ました。

漫画を見る少女の求める世界の変化に合わせて、
描く顔を変えてきているのですね。

少女の描く夢を漫画の表紙で表現できたからヒットした、
ということでした。

あなたの顔をとおしてあなたを見るひとの求める世界に触れさせる。
成功していれば相手が生き生きしています。

このときのあなたが美人なのです。

顔が美人なのではなく、
美人を作る戦略装置が顔なのですよ。

さあ、明日からは戦略装置としてのその顔に

見る人の求める世界に触れさせるよう念入りに化粧をしましょう!

2009年5月5日火曜日

美人の世界にご招待(2)マッチング

美人には顔があります。
当たり前の話ですね。

顔は顔面骨が頬肉や表情筋に覆われて存在します。
そのままでは顔面であって、
顔面が美人になることはありません。

うーん、よく分からないなあ、
という人は鏡を見てください。

どこにも力を入れず、
何の表情も作らず、
ただボーと鏡を覗いてみてください。

半開きの口元。
垂れ下がった頬。
うつろな目。

これを見るとすぐに気づくでしょう。

そこにあるのは顔面です。
顔じゃありません。

ほおに笑みを蓄えましょう。
優しい目元を作りましょう。
唇をやさしく閉じ、
口角を少し上げましょう。

顔面が顔になりましたね。

積極的なあなたをアピールしたかったら、
目はややつり目でパワーを見せる。
口元はきりりと絞める。

優しいあなたをアピールしたかったら、
目はややたれ目で優しさを見せる。
口元はやわらかく閉じる。

顔面に表情を加えたり化粧をしたりして、
自分の顔作ります。

相手の美人意識に焦点を合わせて
顔を組み立てるとき、
相手にとってあなたは美人です。

顔が美人なのではありません。

顔は美人つくる戦略装置なのです。

この装置をどう使うのか?

相手の美人意識とのマッチングですね。

どんなに化粧をしてみても、
見る人の美人意識にマッチしなかったら、
ひとりよがりのあだ花に過ぎません。

見せただけでも
見られただけでも
顔は美人になりません。

マッチングが成功して美人になるのです。

マッチングの秘訣は?

コミュニケーションをとおして、
相手の美人意識を探りあて、
繰り返しマッチングを試みることです。

特にラポールコミュニケーションが生れると、
暖かい感情が交流するなかで、
相手の美人意識がどんどん見えてきます。

あなたの顔のどこに注目したのか
どんな表情をしたとき目を輝かせたか
上目使いが好みそうか
真っ直ぐ見つめられるのが好きか
どの声のトーンに反応したか
立ち居振る舞いに関心があるか

こうした美人意識を探りつつ、
試行錯誤を繰り返しながら、
相手の美人意識とのマッチングを試みるのです。

やがてあなたは相手の美人意識にマッチするように顔を組み立て、
相手の美人意識に入り込むでしょう。

戦略装置としての顔をつかってあなたは美人になるのです。

2009年4月19日日曜日

美人の世界にご招待  「マザーズコーナー」が一息つくまで

4月からハローワークで新しい仕事を始めました。
子育て中のお母さんの就職支援をします。
特に、母子家庭の援助が中心になります。

普通、このセクションは女性が担当するようですが、
面接してくださった所長さんは、
「適任であれば仕事には男も女もない」というお考えの人でした。

固定観念にとらわれない所長さんの人間観、仕事観に私は深く感銘しました。

ここで頑張ってみたいと思います。

本格的には4月27日、
「マザーズコーナー」がオープンしてからになります。

もちろん、ラポールコミュニケーションも続けますよ。
「マザーズコーナー」にも活かせると思っています。

さて、「美人の世界にご招待」を投稿後、
一気にアクセス数が増えています。

素稿ですが、
投稿内容はもう出来ているんですよ。

「マザーズコーナー」が一息つくまで、
ちょっとの間、待ってくださいね。

きっと喜んでいただけると思っています。


(^_^) (^_^) (^_^) (^_^) (^_^)

2009年3月29日日曜日

キャリアコンサルティング技能検定の結果



不合格

一枚のはがきが届きました。
キャリアコンサルティング技能検定の結果通知です。

 実技(論述) 未達
 実技(面接) 未達

つまり不合格でした。

自信があっただけに少々ショックでした。

が、公表された合格率を見て驚きました。

なんと!16パーセントなのです。

ああこれじゃあ、、、

60点以上で合格となっていたので、
まず大丈夫だろう、とたかをくくっていたのです。

かなり厳しい採点だったのでしょうね。

今は、どこが悪かったのか、分析できていません。

それに、模範回答もなければ、
評価項目の採点結果も公表されません。

どこが悪かったのかは、”自分で考えろ”ということなのです。

私は、受験に向けて11人の仲間と勉強会を持ちました。

CC京都塾と名づけたその勉強会からは、
なんとなんと、5名の合格者が出たんですよ \(^-^)/

CC京都塾の合格率は45パーセントです。

レベルの高い勉強会だったことがわかります。

ここで勉強できたことを誇りに思っています。

今年、第二回(夏)、第三回(秋)と検定試験があります。

挑戦するつもりですが、ちょっと考え方が変わりました。

16パーセントの難関なのだからして、
逆に、合格することだけにこだわる必要はない。

私は、4月から「子育て家庭の就職支援」の仕事をします。

そのプロとしてのスキルアップの研鑽と到達度の検証、
このように考えれば良いのではないかと思うのです。

実務に関する実践とともに、
より高度な技能を身につける学習も必要と思います。

もちろん、試験ですから合格することが重要ですが、
合格に向けての学習過程にこそ真の意味がある、
と思えるようになりました。

具体的な目標がある。
勉強する仲間がいる。

やっていけそうです!

2009年3月28日土曜日

美人の世界にご招待(1)あばたも笑窪

あばたも笑窪


あばたも笑窪とよく言われます。

はた目にはあばたでも、
恋心や贔屓(ひいき)目などが入ると、
笑窪に見えるんですから不思議ですねえ。

そればかりじゃあ、ありませんよ。

その髪も 
その横顔も
その目も唇も
そのうなじも
・・・みんなみんな
きれいに見えるんです。

そう!美人に見えるんです。

何故なのでしょう。

それを明らかにすれば、
誰でも美人になれる、ってわけですよね。

もっと言えば、
恋心や贔屓を獲得すれば、
美人に見える、ってわけです。

客観的に美人であってもなくても、
美人に見えるのであれば、
美人論は必要ありませんよね。

要は美人に見えれば良いのです。

女性たちは美人になるために、
金と時間と努力を惜しみません。

一日に何度、鏡を覗くことでしょう。

高度な化粧術を駆使し、
エステに通い、
美顔運動をし、
きれいになるためのあらゆる努力をします。

ほんとうに涙ぐましいまでの努力です。

この顔をどう作れば美人に見えるのか。
彼女らの関心はこの一点だけなのです。

ですが、この関心には大きな欠落があります。

「きれいに化粧すればきれいだと見てくれるに違いない」
と思い込んでいるのです。

悲しいかな、女性は顔をきれいに作ることまでしか知らない。

せっかくきれいに化粧をしても、
見てくれる人の美的感情に入り込むことを知らないのです。

化粧術でも、
エステでも、
美顔運動でも、
素顔でも構いません。

見てくれる人の感情に入り込み、
そのひとの美意識を捉えて、
あなたの顔をその美意識に埋め込むのです。

これらはコミュニケーション行為が可能にします。

美人の仕上げはコミュニケーション行為なのですよ。

こうしてあばたが笑窪になるのです。

もし、このことが知れ渡ったら、
化粧品の売り上げが落ち、
エステには閑古鳥が鳴くでしょう。

BEAUTY産業がダメージを受けるでしょうから、
決して教えてくれません。

あなたも他人には決して教えないでくださいね。

だって、だれもかれも美人になったんじゃあ、
あなただって面白くないですよね。

あなただけ、そっと美人になればいいんですよ。


次回、美人を仕上げるコミュニケーションを考えて見ましょう。

2009年3月14日土曜日

美人の世界にご招待

(はじめに)

男も女も、
女も男も、
この世で一番関心があるもの。

それは美人。

ラポールコミュニケーションは、
すべてのあなたを、
美人の世界にご招待しましょう!


ああそれから、
「美人」という言葉に神経を尖らせる方もどうぞ!


本日は美人の世界にご招待する前に、
まずは実例をご紹介します。

昼下がりの喫茶室。
40歳台の女性4、5人、
おしゃべりの華を咲かせています。

私は静かに新聞に目を落としていました。が、
「美人」という話題が出たころ、
聞き耳を立ててしまいました。

☆☆☆ 彼女たちの会話を再現 ☆☆☆

女1 「A子さん、借金の家の抵当、B男に半分払ってもらったって」

女2 「すごいねえ、ほんでB男と付き合ってるんよ」

女3 「何で?、何で借金払ってもらえるん?」

女1 「そりゃ、美人だからよ」

女4 「えー、A子さん、美人?」

女5 「いやー、どちらかと言うと★★の方じゃない?」

女2 「そうそう、そうだけど、何かそう見えないのよねえ」

女1 「そう。話し方が女らしいというかねえ・・・」

女2 「ねっとりというか、まとわりつくみたいに・・・」

女1 「女らしい話し方というかねえ」

女2 「最初ぱっと見たときは★★だと思ったけど、不思議よねえ」

女1 「ほんと、美人に見えてくるんよねえ」


女たち 「私らは、ぱんぱん言うし、だめよねえ」

・・・わいわい、がやがや


たまらず、私は彼女らのそばに行った。

「ごめん、ちょっと聞いていたんですけど、
女の人から見ても、美人に見えてくるんですか?」

女たち 「そうなんですよ。話しているうちに本当に美人に見えてくるから不思議・・・」
女たち 「話し方や、服装やいろんなものがね、女らしいというか・・・」
女たち 「顔のつくりは★★だと分かっていても、だんだん美人にみえるからねえ・・・」


喫茶室を出ても、私は興奮が冷めませんでした。

「ラポールコミュニケーションは女性を輝かせる」、
前にそんなことを書きました。

実際にその事例に出くわせたのです。
仮説が実証されたように思ったのです。


今日は、手始めとして、事例のご紹介をしました。

あなたが一番知りたいのは、
どうしたら美人になれるか、ってことでしょう!

今後、ぼつぼつ、あなたを美人の世界にお誘いします。
そしてあなたを美人にして見せましょう!

期待して待っててくださいね!

2009年3月3日火曜日

メール 時間・空間と「場」(3)

メールコミュニケーション(続2)
 時間・空間と「場」


メールでコミュニケーションする人同士が「実在の場」にいない。
これでは相手の顔色や態度、語調など分かりませんよね。

そう、同時に理解が深まっているのではありません。

わかるのは、意識的に考えられたメール文から、
相手の気持ちなどを想像することだけです。

想像するのは自分の感じ方や知識、経験など、
自分の側の作業であり、
相手は一切関知しません。


あなたの一人芝居、一人観賞なのです。


志望校に合格したあなたに友人からメールが来ました。

 やったね (⌒▽⌒)/

あなたは、メール相手の友人も喜んでくれているな、と想像しました。

でも、その「場」に友人がいないのですから、
本当に喜んでいるかどうかはわかりませんよね。


あなたの想像です。


本当はあなたの合格に自信喪失して落ち込んでいるのかもしれないのです。

メールを受け取ったあなたが「友人も喜んでくれている」と想像しただけなのです。

逆に言うと、相手はあなたがそのように想像するだろうなと推測しながら、
自分の感情や気持ちを考えながらメール文を作るのです。


返事を出すあなたも相手との付合い経験、性格などを考えながら、
こう書いたら相手がこう受け取るだろうな、
常に相手の反応を想像しながら返信メールを作るでしょう。

 ありがとう(^―^)

この友人ならきっと心の底から喜んでくれていると推測して、
友人が自分の返事を見たときの気持ちを想像して返事を書きました。


本当はこの返事により、ますます友人を落ち込ませたのかもしれないのです。

でも、実在の「場」にいないのですから、最後まで本当のことはわかりません。


あくまで、想像の世界の出来事です。


このコミュニケーションにより作られるラポールは、
仮想のラポールコミュニケーションなのです。
メールコミュニケーションは、時間・空間を共有せず、
現実を同時に確認しながらコミュニケーションが行われることはありません。


これがメールコミュニケーションの限界なのです。


この相手ならどう感じるだろう、
どう受け取るだろうと相手の反応を想像しながら、
言葉を仮想の「場」に投げ入れてコミュニケーションを行っているのです。


あなたの反応を推測、或いは想像された相手の言葉、メール文に対して、
あなたが相手の感情や気持ち、考えを推測、想像しながら、
今度は相手の反応を推測、想像しながらメール文を返す、
という推測や想像を前提に作業をするのです。


そこから得られる感情や気持ちは、
あなたの内からのみ醸し出されたものと言えるでしょう。

2009年2月26日木曜日

【ちょっとティータイム】 汽車の窓 

再就職セミナーの仕事で、
丹後峰山に行ってきました。

丹後方面へは車を使うのですが、
今回は電車でした。

車窓に丹後ののどかな景色が流れ、
郷愁に誘われます。

ふと、気づきました。

小さいころ、汽車の窓にはりついて、
流れる景色に胸を高鳴らせていたなあ・・・

あれから50年も経つんですね。

でも、丹後半島を旅する車窓からは、
あのときの感動は蘇って来ません。

何か、大事なものを失ったように感じて、
ちょっと寂しくなっていました。

そのうち、幼い子どもを連れた夫婦が乗りこんできました。

その子は席に着くやいなや、窓にはりつきました。
目を見張りながら流れる景色に見入っています。

おお!あのときの私だ!

夫婦はにこやかに子どもを見ています。

そうだ、子どものころの感動は、
こうして世代を越えて引き継がれているんだ。

私の子どもがそうしたときも、
この夫婦のように私も子どもを見ていたんだった。

 ♪今は山中 今は浜 
  ♪ 今は鉄橋渡るぞと・・・

2009年2月22日日曜日

キャリア・コンサルティング技能検定

今年度が第1回となるキャリア・コンサルティング技能検定を受験しました。

特定非営利活動法人キャリア・コンサルティング協議会
http://www.career-kentei.org/

筆記(特例講習)、実技(論述)に引き続き、
最後の実技(面接)試験だったのですが、
いやあ緊張しましたねえ。

9時半の集合時間に少し早かったので、
梅田地下街の喫茶店でゆっくりコーヒーを飲みました。

緊張感が徐々に高まってきます。

試験会場は「クロス・ウェーブ梅田」です。
「泉の広場」を出て5分程度のところなのですが
とてもきれいで、いろんなセミナーに使われているようです。

この日、午前の受験生は10人。
前半、後半の2グループに分かれます。

私は後半グループだと言われ少し、待機時間がありました。

そのときは気持ちも落ち着いていた(と思っていた)ので、
「まだ時間もあるし・・・」、
余裕を見せて自販機にお茶を買いに行きました。

私の実技試験は10時20分ー10時50分。

お茶を飲みながら頭の中で実技のシミュレーションをしていました。

このとき、自分では緊張していないと思っていたのですが、
「あっ、実技は10時20分ー10時40分だった」と気付き動転しました。
10時40分ー10時50分は、口頭試問です。

大慌てで待機室に戻り、
「時計の針の絵」を紙に描き、
頭の中をクリーニングしました。

どうにか平常心を取り戻したのは試験室移動の少し前です。
後半グループになったのはホント、ラッキーでした。

さて、試験室の前に行くと、
30歳代の男性から椅子に座るよう案内されました。

実技試験には、あらかじめ5人のクライアントの相談ケースが与えられています。

「ははあ、クライアントは30歳代の男性の佐藤さんだな」
そう思ってケース内容を反芻していると、
試験室に案内したクライアント役は、
「ありゃりゃ」、見るからに才媛、吉田はるかさんでした。

いよいよ、試験官2人の前でコンサルティング開始です。

相談内容は、「派遣で働いているが、上司が自分の提案内容を聞いてくれない」、
また、「同僚の派遣社員からも浮いているようでつらい」というものです。

このクライアント役は、実技試験用によく訓練されています。
そう簡単に話を進めさせてくれません。

「そうですか、それは大変ですね」・・・などと受け答えしていると、
なんと!なんと!舌がうまく回らなくなってきたのです。

口が渇いてきています。

口が渇くとはこのことなんだ、
緊張が極に達しているんだなあ、
これ以上、話を続けられるだろうか?

そんな不安がよぎると、
一瞬、クライアントの訴えを聞き逃したり。。。

コンサルティングでは、
新しい提案をしても、
すぐに元の話に戻されてしまう、
行きつ戻りつの苦しい展開になりました。

本当にコンサルティングができるかどうか、
その実力が試されているようです。

何とか、次回セッションの約束までたどり着いたときは、
ちょうど20分でした。
(もし、時間を取り違えていたら・・・と思うと、ぞっとします)

残り10分の口頭試問は、
1)良かった点と改善すべき点。
2)関係構築はどうでしたか。
3)クライアントの問題は何か。
4)その問題に対してどういうコンサルティングをしたか。
おおむね、試験案内にあったとおりです。

ひととおり、口頭試問にも答えられました。
(正しく答えたかどうかは、試験官のみぞ知る)

試験結果は3月にあります。

ここで、もう一つご報告したいことがあります。

この試験を受けるにあたって、
「実践力向上講習」http://www.career-cc.org/consultant/koushu/
の受講生で勉強会を開いていたことです。

全員の仲間が熱心に学習、
或いは実技練習を繰り返したり、
情報交換をしたりしました。

私はこの勉強会仲間の最後の受験者でした。

仲間の皆さんが受験アドバイスなど次々引き継ぎ、
私は最後の受験走者、アンカーでした。

仲間の頑張りの結集、そのバトンをいただけたのです。

合格していればアンカーの役割を果たしたことになりますが、
不合格であっても、仲間からいただいた力を忘れずに、
今後の仕事に生かしたいと思っています。

2009年2月18日水曜日

[ちょっとティータイム]「嘘をつく女」はコミュニケーションの天才

「嘘をつく女」は相手を真っ直ぐ見つめる。

この点、男は甘い。
目がきょろきょろ定まらない。
嘘だとすぐ分かる。

「嘘をつく女」が嘘をつくときは、
自分の嘘が見抜かれていないか、
彼女の全身全霊、五感のすべてを動員して
相手を観察している。

男はさらに甘い。
真っ直ぐ見つめられるから、
嘘をつかれているとは思わない。

眉毛のかすかな動き、
眉間の一瞬のしわ、
眼光のかすかな変化、
目線の不自然な流れ、
口元のゆがみ、
無意識の首かしげ、
戸惑いの表情、
吐息、ため息、
誘い出したうなずき、相づち、

これら反応を読み解きながら嘘をつく。

彼女は嘘をつきながらしっかり傾聴しています。

誰に教わったのでもないのに
コミュニケーションの「話すことと聞くことの統一」が
嘘をつくことで実現できているのです。

「嘘をつく女」は生れながらにしてコミュニケーションの天才です。

彼女の唇から漏れくる嘘は芸術作品です。
私はバイオリンを奏でられているような錯覚にとらわれ、
妖しく幻想的な世界にうっとりしていました。

そんな私に「嘘をつく女」は満足げに微笑むのです。

2009年2月17日火曜日

再就職成功の体験

ブログのキャリア相談(キャリアコンサルティング)で再就職活動をされていたMさんからうれしい報告がありました。
Mさんは40歳代後半の女性です。未経験のIT関連会社に見事、再就職を決められました。
ハローワークの就職支援セミナーにも積極的に参加するなど、意欲的に再就職活動をされていました。
現在、就職活動をされている多くの方々に勇気と希望を持っていただける事例と思い、
Mさんの了解を得てここに再就職成功の体験を公開します。
 ※一部省略してあります
 ※()内はセンターが補記しました


こんばんは(^O^)/
どういう辞め方をしたかにより 大きく違うかと思われます。
私の様に 前会社に やりがいを見出だせず退職という場合
かなり強気なので 同じ様な仕事で新境地を求め 就活出来るかも…
それでも 就活中 面接の設定をお願いするにも 年令で 先に進まずで 
その内 仕事内容無視して とにかく面接を受けさせてもらえるか?ばかりに集中してしまいがちに…

そんな状態を 冷静にさせてくれたのは セミナーですね

私は営業で 人慣れしてますので 面接のセミナーは必要とはしませんが
それ以外の人は 面接そのものに 緊張感を持ち 十分に個人の良さをアピール出来ないかと思われますから 面接セミナーは 受けるべきです。

とにかく自分自身をしっかり 見直す事は 一番大切です。

その為に 職務経歴書のセミナーは すごく役に立ちます。
お手本となる資料を使いながら 時間内で 練習もできますし 持ち帰り 資料を見直し
今までの 自分の仕事の内容 あの時 自分がどんな風に 仕事をしてきたか?楽しんでいたか? 等々
まとめ直す行為は 自分の本当に求める姿に気付けるかと思われます
その結果 パソコン(ハローワーク内設置の就職情報端末)で求人カードを見ると
意外にも 自分が求めている職種を しっかり見るようになってきます。

自分経歴を見直し 自分の、これというアピールポイントが絞れてきたら
自信を持ち 面接に向かえるかと…

長々となりましたが 焦らず 自分を振り返り 自分の出来る仕事を絞り込み、前向きに …
解らない内容は 電話ででも ハローワークに質問して 納得した上で 面接に向かうべきです。
それから、諦めない姿は、キラキラ、イキイキとした表情を作り出し 
面接の際のイメージアップに、繋がる様に思います(^O^)


Mさん、再就職を決められて良かったですね!
これからもご自分の夢に向かって歩んでくださいね。

2009年2月11日水曜日

メール 時間・空間と「場」(2)

メールコミュニケーション(続1)
 時間・空間と「場」

メールコミュニケーションは言葉のキャッチボールであり、
時間・空間を共有していません。


メールコミュニケーションは、実在の「場」からの拘束を受けません。


メールで何かを伝えようとしたとき、
対面コミュニケーションや電話コミュニケーションと違って、
何度も文章を書き直すこともできれば、
言葉の選択にも充分、時間を掛けられます。


はずみで感情をもろ出しにしてしまったという失敗も少なく、
また、日常使う言葉を美装することも可能です。


それだけに効果や得失が充分に考えられ、
本当の感情や気持ちを上手にメー文に包み込んでいるので、
なかなか真の姿が見えないのではないでしょうか。 


しかしそれは、双方にとって安全なコミュニケーションとも言えるのです。


その上、実在の「場」から自由なのですから、
いつでも自由にコミュニケーションから抜け出せます。


対面コミュニケーションや電話コミュニケーションのように、
話の途中でやめたくてもやめられなくて、
自分を偽って義理で話を続けている、ということはありません。


返信しなければ、そこでコミュニケーションは終了します。


また、いつからでもコミュニケーションを再開できるので、
返信したくなければしなくて良いのです。


これは、実在の「場」から拘束を受けないからからこそできるわざなのです。
時間・空間を共有しないから、時間・空間を超越できるのではないでしょうか。


ただ、相手も同じようにいつでもコミュニケーションを終了できるのですから、
メールのやりとりが続いている間は、
お互いにコミュニケーションをする気持ちがある、
それは真実だ、と言えるでしょう。

2009年1月25日日曜日

メール 時間・空間と「場」

メールコミュニケーション
 時間・空間と「場」

最近、メールを使うことが多くなりました。
実際、使い慣れると便利なもので、
これなしにはホント、生活が考えられないような気さえしますね。

友達などとでも、単なる連絡の道具などではなく、
コミュニケーションの一つとして利用しています。
むしろ、実際に会うよりも、
メールでのやり取りのほうが多くなっているような気さえします。

実際に会ったり電話をするのに比べて、
時間・空間に制限されることなく、
コミュニケーションができるからだろうと思います。

メールコミュニケーションは、
伝えたいことをメール文にしてやり取りします。
一方が言葉を投げかけると、
他方が受け止めて、
今度は受け止めたほうが言葉を投げ返す。

コミュニケーションを「言葉のキャッチボール」という言い方がありますが、
まさにメールコミュニケーションに当てはまる、と思います。

さて、時間・空間とメールコミュニケーションの関係はどうなのでしょう。
ここでは時間・空間は共有されることはなく、
コミュニケーションという行為が時間・空間から独立して行われます。

そこにはコミュニケーションの「場」がありません。
「場」があるように感じるのはネットワークの「仮想場」です。

ですから、時間・空間に制限されないのであり、
(実在の)「場」から自由だから便利なのでしょう。

では、メールでは何をコミュニケーションしているのでしょうか。
「場」がないのですから、触れ合うこともなく、
表情をうかがい知ることもなく、
語気を感じることもありません。

あるのはただ一つ、言葉のキャッチボールだけです。
感情や思考を言葉にのせて「仮想場」に投げ入れているのです。

 失敗したよ(涙!)

例えば、メールの途中でこの言葉に出会ったら、
メール文の流れ、
メール相手との付合い経験、
或いは自分の内なる経験や知識などと照らし合わせて、
この言葉を受け取ると思います。

当然、受け取る人の経験や知識の違いによって、
受け取り方に大きな違いを生み出します。

もし、旧来の友人で気心も知れた人であれば、
対面コミュニケーションとの差はそんなに大きくないでしょう。

しかし、あまり知らない人の場合は、
自分の経験や知識と照らし合わせて受け取ろうとするので、
大きなずれが生じるかもしれませんし、
相手も悪意のない偽装をしているかも知れません。

よく知った人とのメールコミュニケーションでは、
受け取った言葉は、その人との実際の経験や知識とが結びつきますが、
時間・空間を共有していないのですから、
自分の内なる世界が作り上げる、
擬似ラポールコミュニケーションといえるのではないでしょうか。

よく知らない人とのメールコミュニケーションは、
受け取った言葉は、その人との実際の経験や知識がないのですから、
自分の内なる経験や知識と結び付け、
しかも「時間・空間も共有していないのですから、
自分自身とだけコミュニケーションして作り上げる、
仮想ラポールコミュニケーションといえるのではないでしょうか。


風呂上り、つい勢いに乗ってこんな時間まで書いてしまいました。
まだまだ、考慮の余地はありそうですね。

ご意見、ご批判をお待ちします。

2009年1月18日日曜日

コミュニケーションの「時間」と「空間」

「時間」と「空間」

コミュニケーションは具体的な行為ですから、
それを行うには「時間」と「空間」を必要とします。

例えば、あなたが誰かと会って話をするには、
「今度の日曜日の午後1時に、駅前の喫茶店で」というように、
いつ(時間)、
どこで(場所=空間)、
を打ち合わせますよね。

これまで、ラポールコミュニケーションとして考えてきたのは、
直接会って話をするダイレクトコミュニケーションでした。

しかし、何も直接会わなくても、
コミュニケーションは電話ででもできますし、
今は特に、メールで行うことも多いかと思います。

どのコミュニケーションを行うかで、
「時間」と「空間」の制約が違ってきます。

その結果、コミュニケーションの効果や意味が違ってくるのは当然です。

今後、「時間」と「空間」及びそれを行う「場」をテーマの一つに加えて、
ラポールコミュニケーションを考えてみたいと思います。

ダイレクトコミュニケーション、
電話コミュニケーション、
メールコミュニケーション、
これらを比較検討しながら、
感情や思考、
表情や語気、
或いは言葉や文字
などのコミュニケーション要素が、
どのように「時間」と「空間」に関わりあっていくのか、
新しい試みとして考えてみたいと思います。

どこまで掘り下げられるかはお約束できませんが、
一緒に考えてみませんか。

2009年1月15日木曜日

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕蛇足:傾聴 

傾聴 誰とコミュニケーションしているの?

あなたが話すことを相手に傾聴されると、
誰とコミュニケーションしていることになるのでしょうか?

一見、相手とコミュニケーションしているようです。
話をしているあなた自身も相手とコミュニケーションがとれているように感じます。

ですが、そうではないのですよ。

あなたは、相手の傾聴をとおして、
自分自身とコミュニケーションをしているのです。

傾聴の場合、
聴いてくれている人は、
実はあなたの鏡になって、
あなた自身を映しているのです。

悩みを抱えたり、
何かに迷ったりしているとき、
相手に傾聴されることで、
あなたは自分と向き合うことになるのです。
傾聴によって悩みや迷いを自分自身で整理していくのです。

カウンセラーは傾聴をとおして、
クライアントが自分の悩みや迷いを整理する支援をしているわけです。

傾聴は、こころの問題を解決するスキルとして、
さまざまな場面で重要な力を発揮しています。

こうしたことから、次のことが言えるのではないでしょうか。

“コミュニケーションの場面での傾聴”は
話す人にとっては、
傾聴をとおして自分自身とコミュニケーションしているのですから、
相手とはコミュニケーションしていないのです。
つまり、相手と気持ちが通い合いっているわけではないのです。

したがって、コミュニケーションでの傾聴は、
ラポールコミュニケーションを生み出していない、
と思うところです。

例をあげて見ましょう。

体育祭から帰ってきた子どもが息を弾ませて駆け寄ってきました。
 子ども:お母さん! 一番だったよ!

傾聴の答え方です。
 例① そう、一番だったの。
 例② 一番だったので嬉しいのね。

ラポールコミュニケーションの答え方です。
 例③ やったね! 一番! 
 例④ 一番? お母さん、嬉しい!

敢えて“蛇足”を書いたのは、
コミュニケーションにおいての傾聴は、
随分、誤解されているのではないか、と思っているからです。

2009年1月8日木曜日

幸運の女神

アメリカ発の金融不安以降、
雇用に大きな影響が出ています。

特に非正規労働者の大変な状況は、
新聞やテレビで報道され胸が痛みます。

このような状況の中、
昨日と今日、
舞鶴、綾部のハローワークで、
離職して仕事を探し始めた人を対象に、
「早期再就職のメリット」というセミナーを担当しました。

私がまず強調するのは、
「就職へのチャレンジ精神を持ってほしい」ということです。

確かに従来ほどには求人数は多くはありませんが、
この状況下でも求人倍率(求人÷求職)は次のとおりです。
 全国 0.76倍
 京都 0.83倍
 福知山・綾部 0.89倍

さて、この数字を見て、
あなたはどう思われますか?

次に私が強調するのは、
毎日、どんどん、求人が来ているという事実です。

この求人のチャンスをものにするのは誰か。
それは、就職に向けて、
着々と準備を進めた者であり、
準備を進めることで、
不安がなくなり、自信がみなぎってきて、
「就職へのチャレンジ精神」が維持できる、と話します。

情勢に気弱になったり、
投げ遣りになって、
チャレンジ精神を失ったとき、
就職への道は閉ざされます。

幸運の女神は、
努力を継続したものに微笑むのだと、
強調します。

具体的に数字も挙げるのですよ。
 福知山・綾部 (2008.11)
   求職 2689人
   求人 2405人
    (差) 284人
2405人には就職できるチャンスがあり、
284人は就職できません。
しかし、次の月には、また求人2405人程度あります。

ですから、就職への意欲を失わず、
就職支援セミナーなどで、
面接の仕方や履歴書・職務経歴書の書き方などを学び、
就職への力を蓄えてチャレンジし続けた者に、
幸運の女神が微笑むのです。

セミナーの終わりころになると、
受講者に明るい表情や、
やる気のある表情が見えてきます。
セミナー講師としての遣り甲斐が感じられる瞬間です。

ただ、こうした求職者の努力だけでなく、
やっぱり国策として、
もっとももっと積極的な支援が欲しいと思います。

最後にもう一度。
幸運の女神は、努力を継続したものに微笑むのだ!

がんばりましょう!

2009年1月5日月曜日

[ちょっとティータイム]あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

所用で神戸に行ってきました。
今日は仕事始めで、
みち行く人には新春の香が漂っていました。

やはり神戸はおしゃれな街ですねえ。
つじ辻から明るい光と風を感じます。

私はちょくちょく神戸に行くんですよ。
ふと立ち寄る喫茶店でも、
粋なお年寄りが楽しそうにお茶しています。

そんな光景にこころが充たされます。

私がもう少し年を重ねたころ、
ご近所や友人と、
こんなつき合いがしたいなあ、と思います。

今年は政治や経済また社会には、
波乱の多い年になりそうですね。

でも、がんばりましょうね!

家族、友人、職場の仲間たちと
良いコミュニケーションをつくり、
明るい年にしましょうね。