2011年6月24日金曜日

「小西流」非カウンセラーによる対人援助技法



関西カウンセリングセンターの特別研修会に行ってきました。

研修は、「小西流」非カウンセラーによる対人援助技法なるものです。


講師の小西勝之先生は社会福祉法人コミュニティキャンパスの主宰者です

なかなかに聞き応えのある研修でした。

ただ、カウンセリング技法の枠を外しての対人援助なので、

充分には理解できませんでしたが、

当ラポールコミュニケーションセンターの基本的観点と共通するものがあります。

小西さんのメッセージの一部を紹介します。
 日本に蔓延している「目先の価値観」(便利や心地の良い物質文明等)の中ですっぽり嵌っている私達日本の住民。小西は12000年ほど日本列島で醗酵してきた「日本人の原始心性」を頼りにこれまで生きてきました。人間種が700万年賭けて体内に深くため込んできた豊かな「DNA」を私達はもう一度掘り起こしてみよう。

研修は講師、受講者の相互交流で、基本的に対等の関係で進められました。
なかなかに良いものですね。

小西さんは次のことを伝えようとしていたと思います。
 本音でクライアントに対すること、
 そして自分なりの手法で対応する、
 すなわち本物が役に立つ。
 そのためには定式に捉われず、自分なりの免許皆伝を得てください。
そしてこういうことをとおして最終的に日本を元気にしたい。


参加者は15,6人でしたが、ほんとうに楽しかったです。

帰りは池田のラーメン屋さんで熊本ラーメンを食べました。

味の濃いラーメンです。ちょっと塩が効きすぎか?

それにしても充実感があったので一段と美味しく思いました。


2011年6月23日木曜日

哲学者は淋しい甲蟲(かぶとむし)である


我が家の裏には木々が好きなだけ繁っている。

初夏からは夜、灯りに虫が集まるので、

外灯の下に虫取りの水おけを置いている。


ところが昨夜、珍客が水浴して気絶したらしい。

カブト虫である。


朝、気がついたので慌てて縁台においておいた。

昼ごろ見に行くと生き返っている。


外の木に移してやろうと手を出すが、

なんと!角を振りかざしてくるではないか。

ウーム、根性のあるやつだな。


何とか、裏の山に戻したが大丈夫だったろうか。


そうだ、そういえばこんな言葉があったなあ。

「哲学者は淋しい甲蟲(かぶとむし)である」-ゼームス-

若いころ、したり顔で言っていた。

思い出して気恥ずかしい・・・


それはそうと昨今は哲学者に砕けた人もいる。

有名な哲学者でO大学の学長さん、

芸者遊びにも造詣が深く、

今年のセンター試験には京町家に関する文章が出ていたように思う。


何はともあれ、カブト虫君、もう来るなよ。

今度やってきたなら、

芸者遊びに連れて行かにゃあならんから。


2011年6月17日金曜日

Kさん


少し前までキャリア・コンサルティングしたKさんから電話をいただきました。


弾んだ声です!


「今日、A社から内定の連絡がありました!真っ先に宮崎さんにご報告したかったです!」



思えば、Kさんと最初にお会いしたのは、昨年の12月でした。


「1年間ほどハローワークで就職活動していました」と訴えられます。

お話をお伺いすると、どうも就職活動のポイントがわからないようです。

そこで、就職について基本から考えていくことにしました。

自己理解から始めて、応募書類作成、面接対策など、

しっかりと取り組んでもらいました。


そして2月末ころまでに何社か応募されました。

辞退されたところもありますが、

なかなか採用が決まりません。

しかし、就職活動のスキルはしっかり身に付けられ、

後はどんどん挑戦するのみ、というレベルまでに達しておられました。


このころには私の役割は、共に喜び、共に悲しむ、

Kさんのお気持ちに共感し、就職へのモチベーションを支えていく、

そんなコンサルティングをすることでした。


そのころからKさん自身でも次々に応募されて行かれました。


5月連休明け、私がジョブパークを去る日、最後のお話をしました。

このときには最初にお会いしてから半年が経っていました。


「何故、この方が採用されないのだろう、

しかし、きっとKさんの良さを見つけてくれる会社があるはずである」

私にはそんな確信のようなものがありました。


一生懸命、ひたむき、正直、まじめなKさん、

それだけに感情も豊かでよく涙をこぼされたKさんでした。


「宮崎さんがジョブパークにいらっしゃる間に採用の報告をしたかったです」

Kさんはそう言ってくれました。

私に思わず熱いものが込み上げました。

コンサルタント冥利に尽きるとはこのことです。


そして今日、うれしい報告がありました。

私も大いにはしゃいでいただろうと思います。


良かった、ほんとうに良かった。

よく頑張ったね、Kさん。

就職活動で苦労して得たことを今後、仕事に生かしてくださいね!

約束ですよ。


2011年6月10日金曜日

手塚治虫のブッダ


今日は川原町三条にある映画館MOVIXで

「手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく」を観てきました。

映像や音響はさすが、シネマ!でしたが、

観たかったものが描かれていませんでした。

注目していたのは、ヘッセ作「シッダールタ」最終章にあたるゴーヴィンダとの会話でした。

 ・あらゆる真理は、その正反対も同様に真理
 ・真理というものは、それが一面的である場合にのみ、
  表現することができ言葉に包まれ得る。
 ・「時」は実在しない。
 ・世界はあらゆる瞬間に完全
 ・そして「物」を私たちは愛することができる。
  けれど言葉を私たちは愛せない。
 ・仏陀の行為と生活のほうが仏陀の説法よりも重要

しかし、映画の内容はブッダ(仏陀)であるゴータマ・シッダールタが、

出家するまでの苦悩とか、いきさつまででした。

ただ、「ブッダ」と謳っているからには、

これは序幕にあたるものではないのでしょうか。

映画館を出て少し気落ちしながら寺町通りを帰っていると、

ふと洒落た喫茶店に気がつきました。

上島珈琲寺町店です。

学生のような感じの人がパソコンを開いて勉強したり、

常連だろう2人づれとか友人同士が屈託のない談笑をしていて、

なかなかに良い雰囲気でした。

特筆すべきは店内には日本風の中庭があることです。

何でも町家を改造して造ったとか。

映画にはがっかりしましたが、やっぱり京都ですよねぇ。

周辺には結構、お洒落な店や画廊、書店などがあります。

これからは、この辺の探索も良いなあ、と思ったりしています。


 追加 どうも腑に落ちないので調べてみると、
    この映画は「手塚治虫のブッダ」全三部作の第一弾ということのようです。
    なるほど、これなら納得できます。
    ほんと、ちゃんと調べないで恥ずかしいです!

2011年6月4日土曜日

農家の軒先で売っている野菜



夕方の散歩には一つの楽しみがあるんですよ。

必ず、四、五百円ほどの小銭を持って出かけます。

目当ては農家の軒先で売っている野菜です。

スーパーよりもずっと安いし、美味い!

散歩は癒されるし健康にも良いのですが、

どこか貧乏根性なのか、目に見える良いことはないか、

そんなことを思っているのでしょうね。

この欲求を満たしてくれるのが直販野菜です。

先日は新たまねぎを2束、買いました。

たっぷりぶら下がっていて、たったの300円。

家に持ち帰って縁台の天井に吊り下げました。

その日の夕食はたまねぎたっぷりのカレーライスでした。

もちろん、散歩では行き交う人との一言のあいさつは最高です!

散歩は別の町内、村内なので、

散歩を始めたころはいぶかしがられたかもしれません。

今では顔も覚えられたみたいで、

たまにおしゃべりすることもあります。

今日も青田をわたるやわらかな風に包まれて、

夕日のなか、至極のときを味わいながらの散歩でした。

あなたにもちょっとだけでも散歩する時間、あればいいですね。