2012年1月31日火曜日

パーソナル・サポートサービス



パーソナル・サポートサービス:PSS を知りました。

誰もが誰かに支えられ、そして必要とされている。
誰もが居場所を持ち、役割や出番がある。
一人ひとりの力が発揮され、活力のある社会。
パーソナル・サポート・サービスは、
そのために一人ひとりを支えるサービスです。

派遣村で有名になった湯浅誠さんの活動や考え方が端緒になって、

内閣府や厚労省が制度化しようとしています。


従来の支援制度の枠を越えて組織横断的にサポート体制をつくるというものです。


例えば、就労阻害要因を抱えた人については、

キャリア・コンサルタント-中小企業診断士-社会保険労務士
-就労相談員-発達障害支援員-社会福祉士-臨床心理士---

などがチームを組み、一人ひとりを要因に応じて専門家が支援します。


このようなサービスが始まったばかりですが、

今後、こうした新しい概念の支援が、

社会に広まっていくことを期待したいです。


それにしても、この新しい取り組みがあるのを知ると、

本当に嬉しくなってしまいますね。


2012年1月16日月曜日

気持ちがわかるとは? 虚偽と真実



昨日、大阪へキャリアコンサルタント養成講座の実技指導に行きました。


ある受講者が「クライアントに“辛いですね”となかなか言えない」と訴えられます。

クライアントの辛い気持ちに十分共感できていないのに、

「辛いですね」というのに抵抗がある、と訴えられます。


なるほど、非常にまじめな訴えである。


このとき、別の指導員が奇をてらったような発言をしました。

 「本当に共感できないのに“辛いですね”という言葉は嘘である。
 そのときはクライアントに“へそ”を向けて黙れ」

 「本当に共感できたときだけ言葉にするべきである」


なるほど、なるほど・・・、

思考が詭弁に乱されて正しいように感じる。


しかし、何か変だ。


質問者はともかく、他の受講者70人も意外な回答に唖然としている。


実技指導責任者がこの発言にコメントをするであろうから大丈夫ではあるのだが。


私も黙っていたら良かったのかも知れないが、

受講者の誰かがこの発言に同意してしまったら利益にならないと思って発言した。

 「今の指導員の発言は、誰のためのものであるのか」

 「クライアントが辛い気持ちを述べたのに、
 コンサルタントが“へそ”を向けただけで何も言ってくれなかったら、
 無視されたような気持ちになる」

 「クライアントの気持ちに十分共感できていないと思ったときでも、
 『私はあなたの辛いお気持ちを十分汲み取れていないかも知れませんが、
 そのようなご体験はさぞかしお辛かったでしょうね』
 と不十分であっても辛い気持ちに共感しようとしていることを正直に伝えるべきである」


分からないのにわかったふりをするのは嘘になるが、

十分わかってあげられないことを正直に話し、

それでもわかってあげたい気持ちを伝えることは真実ではないのでしょうか。


虚偽と真実、うそとほんと。

コンサルティングに限らず、人間の永遠のテーマですね。


みなさんはどのように考えられますか?


2012年1月6日金曜日

中学校同窓会



お正月に中学校同窓会があり、

四国中央市(伊予三島市)に帰っていました。


この同窓会はオリンピック開催の年の正月と決めています。


四国中央市は最近、カジノ賭博で160億円も摩ってしまった大王製紙のある町です。

映画「書道ガールズ」でイメージを良くしていたのに残念でなりません。

しかし、それは大王製紙を実質支配している井川一族のスキャンダルに過ぎません。


私にとって四国中央市(伊予三島市)は誇り高い「紙の町」に変わりありません。


今回の同窓会は中学校を卒業して50年の歳月が経っています。

私たち団塊世代はクラス数も多く、

小さい田舎町ながら6クラスもありました。


同窓会は賑やかでエネルギーに満ち溢れています。

64歳でもこんなに元気なのか、と疑ってしまうほどです。

とにかく騒がしい・・・!


11月の市議選に立候補する人。

ファイナンシャル・プランナーの事業を立ち上げた人。

地域の連携の中で楽しい日々を送っている人。


それぞれのスタイルに合わせてそれぞれが今を輝かせています。


私も大きな自信をもらいました。

 - 進みたい道を突っ走るのみ -


会場を1時間延長してもらってもなお、

閉会後も名残を惜しみながら、

4年後の再会を何度も何度も誓い合いました。






5歳まで過ごした家の傍を流れる小川と小道