2012年3月28日水曜日

キャリア・コンサルティング事例(2/2)方向性を見出し採用へ



キャリア・コンサルティングをお引き受けした人が、
今回、ご自身の望む職場に採用され、
4月からの新職場へ胸を弾ませておられます。

その方から寄稿をいただきました。
ご自身の求職活動をとおして、
キャリア・コンサルティングの必要性を強く訴えられています。


(1/2)からの続き

【 その2 方向性を見出し採用へ 】

そんな中、ハローワークにて就職支援セミナーに参加した際、
キャリア・コンサルティング技能士の方の講義を受け、
非常に心を打つお話の仕方であったため、講習後、お話をし、
コンサルティングを受けることにしました。

同じコンサルタントでも、B社のコンサルタントC氏とは全く違い、
まず、私の現状を聞いていただき、お話のやりとりをする中で、
“私自身”を理解していただいていることを感じ、
気持ちの整理、今後の方向性が見え出し、
それに向かって何をするべきなのか、
“私自身のペース”で考えることができました。

これぞ、本来のコンサルティングではないか、
と求職者の立場として強く思いました。

その後、私の希望する求人応募に際し、
履歴書、職務経歴書等に関するアドバイス、
また面接に際する注意事項等、
『私のレベル』に合わせて根気良く接し続けていただいたことは、
非常に精神的にも安定し、
目指す求人に対し集中することができました。
このコンサルティングのおかげをもち、
望む職場に採用されました。

今回の求職活動を通じ、
『必要とすべきコンサルタント』と『必要とされないコンサルタント』と接し、
改めて、“キャリア・コンサルティング”は必要、
かつ、『必要とすべきコンサルタント』がもっと増えていくことを切に願っています。


====== ご寄稿ありがとうございました =====


キャリア・コンサルティング事例(1/2)再就職へ落胆



キャリア・コンサルティングをお引き受けした人が、
今回、ご自身の望む職場に採用され、
4月からの新職場へ胸を弾ませておられます。

その方から寄稿をいただきました。
ご自身の求職活動をとおして、
キャリア・コンサルティングの必要性を強く訴えられています。


【 その1 再就職へ落胆 】

A社に約17年営業職として勤務。
昨年、希望退職制度に募集し、12月末付けにて退職。

実際、再就職の活動については12月より始めておりました。
17年も勤めておりましたので、
いまどきの「就職活動」など何をどうしていいのか分からなかったので、
ハローワークだけでは不安に思い、
A社より提示された民間の就職支援会社(以下B社)に登録しました。

私自身、接客業を希望し、
コンサルの方(以下C氏)にはその旨を伝えていました。
何度か、面談はするのですが、このC氏と意思疎通ができず、
再就職に向けてモチベーションも高い状態で臨んでおりましたが、
頼りにしていたC氏と接することにより、
むしろ精神的に苦痛にさえなっていきました。

そんな中、地元に1社だけ働いてみたい、
と思うアパレル会社の求人が出ており、
学生の時からの夢であったアパレル会社で接客をしたい、
と思っていた夢が果たせる、
今後のライフワークにしたいと強い想いで
求人に応募したいとC氏にお伝えし、指示を仰ぎました。

その時の指示は、「履歴書」だけをまず提出すればいい、
との指示で言われるように提出し、面接の機会を待っておりました。

結果、面接の機会ももらえず、
不採用のことだけをC氏から伝えられ、
理由を聞いても、的を得ない返答ばかりで、
もう完全に、このC氏への信頼は皆無になりました。

そして残ったのは、応募するにあたって、
もっと事前にやるべきことがあったのではないかという後悔と、
夢が叶わなかった大きな落胆でした。

しばらく気持ちが落ち込み、
この求人に賭けていただけに今後の方向性を見失い、
頼りにしていたコンサルタントも頼りにならず途方にくれていました。


(2/2)に続く


2012年3月25日日曜日

卒業式はだれのもの?



卒業式はだれのもの?


 晴れやかな表情!

 真剣なまなざし!

 未来への夢!

しっかり卒業生を見てやって下さい。


 口元チェック 

 どこかのお国の 「泣き声」チェックを 真似ました~

こんなんじゃぁ、洒落にもならないですよ。


卒業式は卒業していく生徒たちの一生一度の祝福の場。


その場を円滑に運営するのが校長先生、教頭先生の務め。

その場の雰囲気を高める来賓の議員さん。


本分に外れた任務をしたいのなら「公務員を辞めなさい」。

一生一度の祝福に水を差したいのなら「公職を離れなさい」。


こんなこと、小学生にでも分かる道理です。



2012年3月23日金曜日

伏見&桃山で若者のキャリア・コンサルティング



昨日は伏見&桃山へ行ってきました。


当面、ここで若年者対象にキャリア・コンサルティングをします。

手始めにJR桃山駅から京阪伏見桃山近辺を散歩しました。

    





JR桃山駅の桜









なかなかに歴史を感じさせる街ですね。

庶民的でもあり、どこか気品も感じます。


武家屋敷のにおいが残る街並みを歩いていると、

伏見・桃山時代の人たちがそこにいるような気がしました。


奇遇なことにWebデザインを学んだMacWinパソコンスクールの先生と事務の方が伏見ご出身でした。

お二人からそこはかとない気品が漂っていたわけが分かったように思いました(ニコニコ)。


しばらくは伏見&桃山探索になりそうです。


そして一所懸命、伏見&桃山で若者のキャリア・コンサルティングに励みます。


2012年3月17日土曜日

第1回1級キャリア・コンサルティング技能検定試験の発表



第1回1級キャリア・コンサルティング技能検定試験の発表がありました。

受験者は学科、実技合わせて428人。

学科、実技共に合格の最終合格者はわずかに4人。

 学科合格率   2.16%

 実技合格率  20.56%

 最終合格率  0.93%

何とも厳しい合格率ですねえ。


2年後に挑戦したいと思っていたのですが、

この合格率にさっぱりやる気を削がれました。


2012年3月11日日曜日

「応募書類責任廃棄」



就職支援をしていて不可解なことがある。

「応募書類責任廃棄」というものである。


応募書類の要(かなめ)は履歴書であり、

応募者が一生懸命に思いを込めて手書きするものです。


求人側の企業さんなどは履歴書についてこう語る。

「本当に就職したいのなら手書きになるだろう」、と。

「写真も簡易写真ではなく、写真館で撮ったものに限る」、と。

「それらが求人側への誠意である」、と。


なるほど・・・そうですか。

だから、採用に至らなかった応募者へは、

その「誠意のこもった履歴書」をシュレッダーに掛けて廃棄する。

それが採用側の「責任」の取り方なんですね。


想像してみて下さい。

シュレッダーに掛けられるあなたの応募書類。

あなたの誠意、思い、熱意、希望が切り刻まれる悲鳴の音を。

あなたの写真、それはあなたの人格の表象であり、あなた自身。

あなた自身が切り刻まれる有様。

あなたには、そんなむごい仕打ちをされる落ち度など無いのです。

応募先とご縁がなかっただけなんです。


その瞬間、人事担当者はどんな気持ちなんでしょうね。

まさか、優位者感情からの快感?
ほんとうは応募者と求人者は「対等」なんですよ。

何の感情もなくシュレッダー?
不採用のひとは関係ない、ひととは思ってないから。


ところで、「履歴書」は誰のものでしょうか。


採用に至らなかった場合は応募者のものであり、

返却することが求人側の「責任」の取り方だと思います。


「責任廃棄」という「責任」の取り方が増えている企業を思うとき、

最近の企業モラルの低下を心配します。


一生懸命に書いた応募書類をシュレッダーに掛けるな!

応募者の誠意には誠意で応えよ!

こんなこと小学生にでも分かることなんです。


不採用の方への対応の仕方に企業の「本性」が現われる、と思います。


応募書類は誠意と「責任」をもって応募者に返却するのが筋です。