2008年9月15日月曜日

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕(2)“あいづち” スキル3

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕(2)

“あいづち” スキル3 あなたの気持ちを“あいづち”で話す


ここ数日、散歩を穴太寺(西國21番札所)まで延ばしています。
穴太寺(あなおじ)とはちょっと馴染みのない寺名ですが、
境内には「かかる世に生れあふ身のあな憂やと・・・」とのご詠歌があり、
「あな憂や」が掛け詞になった寺名なのでしょうか?
昨日は昇り始めたお月さんを見ながら散歩しました。
まさに至極のひとときでした。
近々、裏山で栗拾いができそうで~す !(^^)!


“おしゃべり”して楽しいのは、
何と言っても気持ちが通い合うことですよね。

湧き上がる気持ちがぴったり合うとき、
強いつながりを感じます。
これが“おしゃべり”の醍醐味でしょうね。

相手の湧き上がる気持ちを感じたときは、
それに応えてあなたも自分の気持ちを強く伝えましょう。
大げさかな、というくらいで丁度、良いでしょう。

「うん!」
「そうそう!」
「そりゃ、そうだよ!」
「そう思うよ!」

“おしゃべり”は、
何気ない日常の出来事から、
感情や気持ちが噴出するものまで、
筋道を立てずに変幻自在に流れていきます。
まさに気のおもむくままに喋り合っているのでしょうね。

だからこそ、楽しいのでしょう。

“あいづち”も話の流れの変化に合わせますが、
核心になるのは感情と気持ちです。

話の内容や筋道ではなく
感情や気持ちを表す“あいづち”が
ビシッと相手の心に届くのです。

もし、話の道理が違っていると思っても、
相手の感情と気持ちに焦点を当てるのですから、
道理の正当不当は次の問題です。

例えば、車の窓から空き缶を放り投げたことを強くとがめられ、
ムカついている友人がいたとしましょう。
道理的には友人が間違っていても、
“おしゃべり”は教育の「場」ではないのです。

その友人のムカつく感情に対して、
「そりゃ!ムカつくわなあ」と“あいづち”を打つことは、
友人の感情を汲み取ったあなたの気持ちを表現したものです。
“あいづち”で気持ちを話したのです。


友人は自分の気持ちが分かるヤツ、と思うでしょう。
友人はこのあなたの“あいづち”で、感情の一体感を覚えます。
こうしてラポールコミュニケーションの「場」が生まれるのです。

余談ですが、この後で友人は自己を取り戻し、
自分の行為を反省する余裕が生まれるのではないでしょうか。
もしも、いつまで経っても反省がなかったら、
あなたは友人として“おしゃべり”をしなくなるかも知れませんね。
その時は、知人として“おしゃべり”を楽しんでください。

話し相手は自分の感情や気持ちに応じて、
あなたの感情や気持ちを“あいづち”から受け取るのです。
これが一体感を生み出します。

お互いが同じ話題で感情や気持ちを通い合わせることになりますから、
感情が交流するラポールコミュニケーションが生まれるのです。

話の内容や筋道にではなく、
言葉に宿る感情や気持ちを汲み取るクセをつけましょう!
ここに応えるあなたの気持ちを“あいづち”で話しましょう!

あなたの気持ちを“あいづち”で伝えること、
これがコツなんですョ。

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