美人に出会うと“はっ”とします。
一瞬で心が浄化されるように感じます。
新鮮な血潮が湧き上がり、
生き生きしてくる自分がいます。
女性が美男子と出会ったときも同じでしょうね。
「異性」に強い関心があるから、
男性は美人、女性は美男子、
それぞれ強く感じるのでしょう。
このような感じが得られなかったら、
美人、美男子の対象ではないのです。
以前、博物館で美人を調べたことがあります。
明治時代の美人。
どこにでもいる普通のお姉さんでした。
クレオパトラ、楊貴妃、小野小町。
ここに連れてきたら、どうでしょうか。
やっぱり普通のお姉さん? かも。
彼女らの顔に変化があった訳ではありません。
変わったのは見る者の美人意識です。
美人を決めるのはその人の顔ではなく、
見る側にあることが分かりますよね。
やはり見る人の美人意識にマッチさせなかったら美人にはなれない、
ということです。
美人意識とは何なのか、
これが知りたいところですよね。
ひとは自分の求める世界に出会うとき、
「美」を感るのではないでしょうか。
美人、美男子はもとより、
建築物、車などのデザイン、
夕日や山々の風景、
そういう対象物のなかに
自分の求める世界を見出すのではないでしょうか。
「心の琴線」に触れたとき、とも言えるでしょうね。
漫画でも同様のようです。
同じ漫画家の描く少女でも、
遠くを見るようなまなざしから、
自己肯定感の強いまなざしに変わった、
というTV番組を見ました。
漫画を見る少女の求める世界の変化に合わせて、
描く顔を変えてきているのですね。
少女の描く夢を漫画の表紙で表現できたからヒットした、
ということでした。
あなたの顔をとおしてあなたを見るひとの求める世界に触れさせる。
成功していれば相手が生き生きしています。
このときのあなたが美人なのです。
顔が美人なのではなく、
美人を作る戦略装置が顔なのですよ。
さあ、明日からは戦略装置としてのその顔に
見る人の求める世界に触れさせるよう念入りに化粧をしましょう!
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