如何に自分を美しく見せるか。
この一念で化粧をします。
自己表現とも言えるでしょうね。
自己はどこからくるのでしょう?
何を表現すればいいのでしょう?
現状に合わせるだけなら美人にはなりませんよ。
その顔では新鮮な息吹を感じさせないからです。
今あるものを越えようとするとき、
進むべきベクトルに合わせた表現するとき、
それが美を感じさせ、
化粧を施したその顔が美人になるのです。
見る人に新鮮な感覚と力を与えるからです。
戦略装置としての顔が美人を作ったときです。
例えば、車のデザインでも同じことが言えます。
最近、車のマスクはつり目が多いですね。
まるで、怒っているように見えるほど、
強烈に個性を強調しています。
女性の化粧番組を見てもそう感じます。
つまり、爛熟して閉塞感の漂う社会にあって、
新しい社会を切り開くのは強烈な個性だからではないでしょうか。
そのことを意識して自己表現である化粧をしたあなたに出会うと、
あなたを見た人が自分の中に同じ求める要素があるのを感じて、
新鮮で新しい息吹を覚えるのです。
このときその人は新しい自分に出会い、
あなたが美人に見えています。
向けられた視線、
漂う表情、
話しかける口元、
美人を作る戦略装置として、
自分の顔を意識したとき、
これら美人要素が有機的に結合して、
美人を仕立て上げるのです。
あなたの顔をとおして、
相手が本当に求めていたものを感じ取るからです。
表情においても同じことが言えるのですよ。
現在にあっては表情を作るベースになるのは、
新しい社会を切り開く強烈な個性なのです。
このベースの上に相手の好みなどを組み立てていくのです。
このベースさえきちんと押さえておけば、
少々の組み立てミスがあっても、
それもまた魅力になります。
あなたは相手の反応を読み取りながら、
新しい魅力ある顔を作り上げる。
そうして作り上げたあなたの顔をとおして、
見た人は自分の内の求めるものに出会い、
あなたの顔に美を感じる。
美人は見る人との共同作品ともいえます。
そのプロセスはラポールコミュニケーションをとおして、
話し合うものが温かい感情を共有しあうことと同じなのですね。
相手の本当に求めるものを組み立てたときが、
戦略装置としての顔が美人を作り上げたときなのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿