2012年2月7日火曜日
「文化」、芸術・学問・スポーツなどはお金のかかるもの
大阪市長の橋下徹氏は以前、
「文楽を見たが、2度目は行かない。時代に応じてテイストを変えないと、
(観客は)ついてこない」などと言っていた。
しかし彼に、芸能、美術、音楽などの「文化」がどこまで分かるというのだろう。
人間の知的活動の所産である「文化」に理解や敬意があるのだろうか。
どうも「文化」を費用対効果など経済指標の一側面でしか捉えられないようだ。
残念ながらこの点で彼は単細胞だ。
橋下氏は弁護士で法律の一専門家であるとともに、
確かに目先の利く政治家の一人ではある。
だからといって経済目線から「文化」への口出しはどうか。
ましてや教育にまで介入するに至っては、もう開いた口が塞がらない。
そもそも「文化」、芸術・学問・スポーツなどはお金のかかるもの。
こういう贅沢なもの、無駄なもの、遊びと思われるものこそ、
人間だから大事なのです。
そこに金(かね)、金(かね)、金(かね)と来られると興ざめする!
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