2008年12月22日月曜日

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕(5)理解

◇理解のスキル

家族や友人から
「あなたのことはわかっているからね」と言われると、
うれしいものですね。

ラポールコミュニケーションでは、
「わかる」というのはどういいうことなのか、
考えて見ることにしましょう。

“うなずき”スキル、
“あいづち”スキル、
“繰り返し”スキル
これらスキルは、相手の言葉や話題に合わせて、
あなたの気持ちを話すことでしたね。

理解のスキルも、
相手を理解したときのあなたの気持ちを話すことなのです。

では、ラポールコミュニケーションでの理解の仕方とは?
やはり、相手の気持ちがわかることなのです。
気持ちが分かるとは、
うれしいんだね、とか、
悲しいんだよね、とか、
怒っているんだ、とか、
単にそこに現れている気持ちではありません。

ラポールコミュニケーションの理解とは、
その気持ちがどんな事柄から生じたのか、
その気持ちや感情が何故起こったかが、
気持ちを生じさせた事柄と結び付けられて分かったとき、
「理解」した、というのです。



(例)
1) 英語の点数が百点だった->だから、うれしい。
2) 大事にしていた小鳥が死んだ->だから、悲しい。
3) 友達に誤解された->だから、怒っている。

このようにして相手の気持ちを理解したとき、
そのときのあなたの気持ちを話すことが、
“理解のスキル”なのです。

1)英語百点だったよ。
->わあ、そやからうれしいそうなんや、すご~い!

2)ちっち(小鳥の名)死んじゃった。
->そお、ちっち死んじゃったの。悲しいね。

3)和君、本当のこと分かってくれない!
->分かってくれなかったら、そりゃ、腹立つよね。

相手の気持ちが、
その原因となる事柄と結びついてわかったとき、
そのときのあなたの気持ちを話すことによって、
こころの深いところで理解し合い、
気持ちが通い合うコミュニケーションができるのです。

このときが、ラポールコミュニケーションが信頼関係を持つ瞬間です。

あなたの子どもが、
あなたの恋人が、
あなたの友人が
この瞬間、あなたに信頼の輝きを向けていることでしょう。

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