◇理解のスキル
家族や友人から
「あなたのことはわかっているからね」と言われると、
うれしいものですね。
ラポールコミュニケーションでは、
「わかる」というのはどういいうことなのか、
考えて見ることにしましょう。
“うなずき”スキル、
“あいづち”スキル、
“繰り返し”スキル
これらスキルは、相手の言葉や話題に合わせて、
あなたの気持ちを話すことでしたね。
理解のスキルも、
相手を理解したときのあなたの気持ちを話すことなのです。
では、ラポールコミュニケーションでの理解の仕方とは?
やはり、相手の気持ちがわかることなのです。
気持ちが分かるとは、
うれしいんだね、とか、
悲しいんだよね、とか、
怒っているんだ、とか、
単にそこに現れている気持ちではありません。
ラポールコミュニケーションの理解とは、
その気持ちがどんな事柄から生じたのか、
その気持ちや感情が何故起こったかが、
気持ちを生じさせた事柄と結び付けられて分かったとき、
「理解」した、というのです。
(例)
1) 英語の点数が百点だった->だから、うれしい。
2) 大事にしていた小鳥が死んだ->だから、悲しい。
3) 友達に誤解された->だから、怒っている。
このようにして相手の気持ちを理解したとき、
そのときのあなたの気持ちを話すことが、
“理解のスキル”なのです。
1)英語百点だったよ。
->わあ、そやからうれしいそうなんや、すご~い!
2)ちっち(小鳥の名)死んじゃった。
->そお、ちっち死んじゃったの。悲しいね。
3)和君、本当のこと分かってくれない!
->分かってくれなかったら、そりゃ、腹立つよね。
相手の気持ちが、
その原因となる事柄と結びついてわかったとき、
そのときのあなたの気持ちを話すことによって、
こころの深いところで理解し合い、
気持ちが通い合うコミュニケーションができるのです。
このときが、ラポールコミュニケーションが信頼関係を持つ瞬間です。
あなたの子どもが、
あなたの恋人が、
あなたの友人が
この瞬間、あなたに信頼の輝きを向けていることでしょう。
2008年12月22日月曜日
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