2009年3月28日土曜日

美人の世界にご招待(1)あばたも笑窪

あばたも笑窪


あばたも笑窪とよく言われます。

はた目にはあばたでも、
恋心や贔屓(ひいき)目などが入ると、
笑窪に見えるんですから不思議ですねえ。

そればかりじゃあ、ありませんよ。

その髪も 
その横顔も
その目も唇も
そのうなじも
・・・みんなみんな
きれいに見えるんです。

そう!美人に見えるんです。

何故なのでしょう。

それを明らかにすれば、
誰でも美人になれる、ってわけですよね。

もっと言えば、
恋心や贔屓を獲得すれば、
美人に見える、ってわけです。

客観的に美人であってもなくても、
美人に見えるのであれば、
美人論は必要ありませんよね。

要は美人に見えれば良いのです。

女性たちは美人になるために、
金と時間と努力を惜しみません。

一日に何度、鏡を覗くことでしょう。

高度な化粧術を駆使し、
エステに通い、
美顔運動をし、
きれいになるためのあらゆる努力をします。

ほんとうに涙ぐましいまでの努力です。

この顔をどう作れば美人に見えるのか。
彼女らの関心はこの一点だけなのです。

ですが、この関心には大きな欠落があります。

「きれいに化粧すればきれいだと見てくれるに違いない」
と思い込んでいるのです。

悲しいかな、女性は顔をきれいに作ることまでしか知らない。

せっかくきれいに化粧をしても、
見てくれる人の美的感情に入り込むことを知らないのです。

化粧術でも、
エステでも、
美顔運動でも、
素顔でも構いません。

見てくれる人の感情に入り込み、
そのひとの美意識を捉えて、
あなたの顔をその美意識に埋め込むのです。

これらはコミュニケーション行為が可能にします。

美人の仕上げはコミュニケーション行為なのですよ。

こうしてあばたが笑窪になるのです。

もし、このことが知れ渡ったら、
化粧品の売り上げが落ち、
エステには閑古鳥が鳴くでしょう。

BEAUTY産業がダメージを受けるでしょうから、
決して教えてくれません。

あなたも他人には決して教えないでくださいね。

だって、だれもかれも美人になったんじゃあ、
あなただって面白くないですよね。

あなただけ、そっと美人になればいいんですよ。


次回、美人を仕上げるコミュニケーションを考えて見ましょう。

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