2011年9月18日日曜日

キャリア・デザイン 金井壽宏先生(神戸大学大学院)


きのうはキャリア論特別講義に新大阪へ行ってきました。

日本産業カウンセラー協会の主催です。


講師は神戸大学大学院教授 金井壽宏先生。

金井先生はキャリア・デザインでは日本の第一人者なんですよ。


先生の話術は絶妙。

難しい理論を楽しく聞けました。


先生のお話からキャリア・デザイン理論は目下、

各国のキャリア理論家が発展させている最中のようです。


この特別講義から学んだ私の理解を少し述べます。

今後のキャリアコンサルティングに活かしたいと思っています。


社会的役割や職業生活を含む人生をデザインする、

つまりキャリア・デザインをする上では、

まずは2つの概念とその統合が求められる。

その統合されたキャリア・デザインは自己成長、社会発展などにより変化する。


(基盤になる2つのキャリア概念)

・内的キャリア(キャリア・アンカー)
 自分らしい生き方、働き方、意味などに規定される内的に不動な価値観

・外的キャリア(キャリア・サバイバル)
 生活の場に適応するための力、知恵、地位などに規定される社会評価観

つまり、この2つの概念を統合してこそ、

現実的に自分らしく生きていくことができる。

この統合がキャリア・デザインの基盤になる。


(時間軸に動的な2つのプロセス概念)

次に、個人も社会も成長、発展、つまり時間的に変化していっている。

すなわち、時間軸の規定を受けるのである。


自分のキャリアをデザインしようとすれば、

過去を振り返り、未来を見据えて「現在」を把握する。


この時間軸に現れるプロセスに2つの概念、

ドリフト期とトランジション(節目)を位置づける。


ドリフト期では現在のキャリアを肯定的、積極的に自由泳いでいろんな幅をつける。

偶然のチャンスも積極的に取り入れる。


しかし、トランジション(節目)が訪れたら、しっかりとキャリア・デザインする。


つまり、ドリフト期とトランジション(節目)が繰り返され、

キャリアが螺旋状に変化・発展する。


キャリア・デザインについて以上のように理解しました。

間違っていたらどなたかご指摘ください。


金井先生に聞くのが一番でしょうが、

私にはそこまでの勇気はありませんので、ハイ。


 愛犬パーシー(この投稿とは関係ありません)⇒


0 件のコメント: