2008年7月17日木曜日

〔ラポールコミュニケーション・スキルアップ教室〕 - はじめに -

- はじめに -

①ラポールコミュニケーションの前提
あなたが誰かと“おしゃべり”するのは、
自分の気持ちを聞いてもらいたかったり、
何らかの関係を大事にしたいからですよね。

相手もあなたと同じように気持ちを聞いてもらいたかったり、
あなたとの関係を大事にしたいから応じてくれるのでしょう。

ラポールコミュニケーションを楽しむことが出来る前提として、
お互いにラポールの関係にありたいこと、と言えそうですね。


②聞くことと話すこと
“おしゃべり”は話す行為と聞く行為でできていますよね。
聞く人がいるから話すことができるのであり、
話す人がいるから聞くことができるのです。

まあ、当たり前の話ですが・・・
“おしゃべり”は、話し合い、聞き合う行為です。

話す側と聞く側が交互に入れ替わると話が弾みそうですね。。。?
喋るばっかりの人と聞かされるばかりの人がいるのでは、
良い“おしゃべり”にはならないようにも思えます。。。?
話したり聞いたりがバランスよく均衡した循環にあるとき、
ラポールコミュニケーションが生まれているようにも思えます。。。?

しかし、実際の“おしゃべり”の場面を観察すると、
そうばかりではないようですよ。

大体においてよく喋る人と聞くばかりの人がいます。
何人か集まっても均等に話をしているというのは余りないようです。
指名でもされない限り、黙ってニコニコしている人も結構いるものですが、
その場の雰囲気は紛れもなくラポールコミュニケーションです。

これは一体どういうことでしょうか。

モノの本には「コミュニケーションでは、
話すよりも聞くことの方が大切だ」などと、
聞くことの大切さを説く本が多いように思います。

確かにそうとも言えますが、何かおかしいと思いません?
話す人の存在があって初めて聞くことができるのですよ。

また、まず聞いてから・・・というのも、
相手の出方を見てから自分の態度を決めるという感じで、
ちょっとズルイような気がして私の性に合いません。
それに、みんな聞くことに重点をおく人になったら、
“おしゃべり”していて何か面白いでしょうか?

私にはコミュニケーションにおける「聞く(聴く)」説には
何かが足りないのではないか、と思えるのです。

今回は理屈っぽくなってしまいました。 <(_ _)>

次回は、この点をもう少し掘り下げてから、
具体的にコミュニケーション・スキルを考えるとしましょう。

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