2009年2月22日日曜日

キャリア・コンサルティング技能検定

今年度が第1回となるキャリア・コンサルティング技能検定を受験しました。

特定非営利活動法人キャリア・コンサルティング協議会
http://www.career-kentei.org/

筆記(特例講習)、実技(論述)に引き続き、
最後の実技(面接)試験だったのですが、
いやあ緊張しましたねえ。

9時半の集合時間に少し早かったので、
梅田地下街の喫茶店でゆっくりコーヒーを飲みました。

緊張感が徐々に高まってきます。

試験会場は「クロス・ウェーブ梅田」です。
「泉の広場」を出て5分程度のところなのですが
とてもきれいで、いろんなセミナーに使われているようです。

この日、午前の受験生は10人。
前半、後半の2グループに分かれます。

私は後半グループだと言われ少し、待機時間がありました。

そのときは気持ちも落ち着いていた(と思っていた)ので、
「まだ時間もあるし・・・」、
余裕を見せて自販機にお茶を買いに行きました。

私の実技試験は10時20分ー10時50分。

お茶を飲みながら頭の中で実技のシミュレーションをしていました。

このとき、自分では緊張していないと思っていたのですが、
「あっ、実技は10時20分ー10時40分だった」と気付き動転しました。
10時40分ー10時50分は、口頭試問です。

大慌てで待機室に戻り、
「時計の針の絵」を紙に描き、
頭の中をクリーニングしました。

どうにか平常心を取り戻したのは試験室移動の少し前です。
後半グループになったのはホント、ラッキーでした。

さて、試験室の前に行くと、
30歳代の男性から椅子に座るよう案内されました。

実技試験には、あらかじめ5人のクライアントの相談ケースが与えられています。

「ははあ、クライアントは30歳代の男性の佐藤さんだな」
そう思ってケース内容を反芻していると、
試験室に案内したクライアント役は、
「ありゃりゃ」、見るからに才媛、吉田はるかさんでした。

いよいよ、試験官2人の前でコンサルティング開始です。

相談内容は、「派遣で働いているが、上司が自分の提案内容を聞いてくれない」、
また、「同僚の派遣社員からも浮いているようでつらい」というものです。

このクライアント役は、実技試験用によく訓練されています。
そう簡単に話を進めさせてくれません。

「そうですか、それは大変ですね」・・・などと受け答えしていると、
なんと!なんと!舌がうまく回らなくなってきたのです。

口が渇いてきています。

口が渇くとはこのことなんだ、
緊張が極に達しているんだなあ、
これ以上、話を続けられるだろうか?

そんな不安がよぎると、
一瞬、クライアントの訴えを聞き逃したり。。。

コンサルティングでは、
新しい提案をしても、
すぐに元の話に戻されてしまう、
行きつ戻りつの苦しい展開になりました。

本当にコンサルティングができるかどうか、
その実力が試されているようです。

何とか、次回セッションの約束までたどり着いたときは、
ちょうど20分でした。
(もし、時間を取り違えていたら・・・と思うと、ぞっとします)

残り10分の口頭試問は、
1)良かった点と改善すべき点。
2)関係構築はどうでしたか。
3)クライアントの問題は何か。
4)その問題に対してどういうコンサルティングをしたか。
おおむね、試験案内にあったとおりです。

ひととおり、口頭試問にも答えられました。
(正しく答えたかどうかは、試験官のみぞ知る)

試験結果は3月にあります。

ここで、もう一つご報告したいことがあります。

この試験を受けるにあたって、
「実践力向上講習」http://www.career-cc.org/consultant/koushu/
の受講生で勉強会を開いていたことです。

全員の仲間が熱心に学習、
或いは実技練習を繰り返したり、
情報交換をしたりしました。

私はこの勉強会仲間の最後の受験者でした。

仲間の皆さんが受験アドバイスなど次々引き継ぎ、
私は最後の受験走者、アンカーでした。

仲間の頑張りの結集、そのバトンをいただけたのです。

合格していればアンカーの役割を果たしたことになりますが、
不合格であっても、仲間からいただいた力を忘れずに、
今後の仕事に生かしたいと思っています。

0 件のコメント: