2011年6月23日木曜日

哲学者は淋しい甲蟲(かぶとむし)である


我が家の裏には木々が好きなだけ繁っている。

初夏からは夜、灯りに虫が集まるので、

外灯の下に虫取りの水おけを置いている。


ところが昨夜、珍客が水浴して気絶したらしい。

カブト虫である。


朝、気がついたので慌てて縁台においておいた。

昼ごろ見に行くと生き返っている。


外の木に移してやろうと手を出すが、

なんと!角を振りかざしてくるではないか。

ウーム、根性のあるやつだな。


何とか、裏の山に戻したが大丈夫だったろうか。


そうだ、そういえばこんな言葉があったなあ。

「哲学者は淋しい甲蟲(かぶとむし)である」-ゼームス-

若いころ、したり顔で言っていた。

思い出して気恥ずかしい・・・


それはそうと昨今は哲学者に砕けた人もいる。

有名な哲学者でO大学の学長さん、

芸者遊びにも造詣が深く、

今年のセンター試験には京町家に関する文章が出ていたように思う。


何はともあれ、カブト虫君、もう来るなよ。

今度やってきたなら、

芸者遊びに連れて行かにゃあならんから。


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