2008年6月19日木曜日

〔“おしゃべり”するとキレイ!になる〕⑥ 綺麗になるコツ(その3)

綺麗になるコツ(その3) 
●プライドを尊重する

今日は綺麗になる極めつけのコツをお話しましょう。

“おしゃべり”では、わが家のあれこれ、他人のうわさ、
スーパーの安売り情報、今日のニュースなど、
とりとめのない話題が次から次へと展開されていきますよね。
「あれ? 何でこんな話になったんだろ?」と大笑いするほど、
めっちゃくちゃでいい加減なのにこれが楽しいんですねえ。
そこに “おしゃべり”する人の気持ちが織り込まれているからなのでしょうね。
“おしゃべり”では内容よりも気持ちのやりとりの方がずっと大事です。
そして、もっとも大切なことは“おしゃべり”するひとのプライドなのです。

ひとはプライドが刺激されると輝やき始めます!
プライドが尊重されると美要素は全開し輝きを放ちます。
あなたはひときわ綺麗になっているはずです。

自分のプライドが尊重されたときほどうれしいことはないですよね。

“おしゃべり”でプライドを尊重するには、
今、そのときの気持ちをどんどん肯定すれば良いのです。
褒めることは最高の肯定です。
どんどん褒めましょう。

どんなひとでも注意や弱点など言われたくないのです。
「私って、きつい言い方してる?」ときつい言い方をしている人に聞かれて、
その人のためと思って「きつい言い方をしているよ」などと言ってはいけませんよ。
やっぱり、そのひとのプライドを傷つけることになるのです。
そんなことは当の本人が一番知っていることなんですから、
「あなたは真っ直ぐなひとだからね」とか、
「それがあなたらしいんだ」などと、
そのひとのあり方を肯定してあげましょう。
どんなときでも、ひととしてのプライドを尊重するのです。

誰にでも弱点や欠点はいっぱいあります。
いちいちあげつらっていてはキリがありません。
しかも、それらは美要素と同じで相対的なものでから、
評価は、時代、場所、価値観などによって幾らでも変わり得るものなのです。
ですから、欠点や弱点を指摘して正してあげようとするなどは愚の骨頂です。
そうでなくても、“おしゃべり”で気分良くなりたいのに、
お説教など聞きたくありませんよね。

それよりも、欠点と思われるものでも、
見方一つで長所にも強みにもなるのですから、
それを見つけてあげましょう。
長所、短所はそのひとの特徴の一つの現われ方なのです。
つまり、長所、短所こそ、自己を自己として確信するプライドと言えないでしょうか。
“おしゃべり”で大切なのは、このプライドを尊重することです。
プライドを尊重されたそのひとは自信を取り戻して、
自分なりに解決策を考えるでしょう。
“おしゃべり”にはこのように自己成長していく効果があるのですよ。

“おしゃべり”では欠点や弱みなど、どうでも良いのです。
それよりも、一つでも二つでも長所や強みを見つけては褒めるようにしましょう。
そして、いつも気分良くしてあげてください。
これが“おしゃべり”の醍醐味ですからね。

これだけで、綺麗になるなんて、嘘みたいな話でしょう。
でも、本当のことなんですョ。

しかし、一つ疑問が残ります。
あなたは相手のプライドを尊重しても、
相手があなたのプライドを尊重してくれなかったら?
心配要りません!
気持ちが通い合う“おしゃべり”、すなわちラポールコミュニケーションの世界では、
お互いが同じ「場」を共有することになるのですから、
相手のプライドを尊重することと自分のプライドを尊重することは同じなのです。
相手の嬉しいことは自分も嬉しいのです。

実際問題としても、
あなたが相手のプライドを尊重しているのに、
相手があなたを卑下することなど、まずないのではないでしょうか。
それよりも、気分を良くした相手があなたを褒めちぎってくれると思いますよ。

もっともっと良いことがあります。
“おしゃべり”によって「ひととしてのプライドを尊重する」ことを繰り返していくうち、
いつの間にかそれがクセになります。
どんなときでも、ひとを認め、あり方を肯定し、言動を褒めるようになります。
そればかりではなく、自分自身に対してもそうするようになるのです。
ほんと、全部、自分に返ってくるのですよ。


そうなるとあなたはいつも輝いていつもキレイ!なのですから、
これはたまりませんよね。

さあ、どんどん“おしゃべり”してください。
そしてひととしてのプライドを尊重してください。
どんどん肯定して、
どんどん褒めて、
綺麗になりましょう。

綺麗になるコツ(その3)は、ひととしてのプライドを尊重することなのですョ。

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